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目を瞑っていたのはどれくらいだったか、私が目を開けてもそこはまだ緑色だった。


頭の中のノイズが強さを増し意識が飛びそうになる。


それでも必死に状況を整理しようと働く思考回路だが上手く信号が伝わらない。



助けて……。



そう思った瞬間、目の前が砕け散りクリアな視界が飛び込むと同時に、私は意識を手放した。



ゆっくりと、それは悠久の流れの様に、ゆらゆらと漂う浮遊感。



もう一度目を開けた瞬間、何故だか解らないが、私は青い目の男に抱きかかえられていた事だけは理解できた。



「……あの……」


私の声に反応する男は足を止め、近くに居た流れる銀髪を持つ男と顔を見合わせている。



それでも私を抱えたまま歩き出し、とある部屋に着いた所で椅子に座らされた。



徐々にはっきりしてくる頭で辺りを見渡すが、見覚えがある様だけれども解らない。



「……女神が舞い降りた」


声のする方に目をやると、朱い男は私をじっと見つめている。



……誰かに似てない?



その後ろで長い銀髪を靡かせて眼鏡の男と話してる男も、何か見覚えがある。



あー、ダメだ。
まだ頭が正常じゃない。


するとドアが開き、ある人が入って来た時に私は驚いた。


「すまないな、アンジール」


アンジール……?


……アンジール!アンジール!
思い出した!
友達が大好きだったヤツだ。
そうだ、私も知ってるはず。
だってその友達に借りた事あるもん、このゲーム。

ゲーム……。
CRISIS CORE……!



―― COMPLETED ――



CONTINUE...
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