Reason Way...
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ふわっと私を包むジェネシスの香り。顔の両側に手をついたジェネシスの呼吸音がすぐそばで聞こえる。
「寝せる気無いでしょ?」
「愚問もいいとこだな」
口では強がってみても、私の心臓はえらいことになってるし、ジェネシスが少し動いただけで一気に体が強張ってしまう。
ジェネシスはそれをまるで楽しんでいるかの様に、不適で妖艶な顔で私を見下ろす。
綺麗な髪の隙間から覗く青色の瞳に映った私は、どんな顔でジェネシスを見ているんだろう。
さらりと私の髪を撫で、端正すぎる顔が近付いてくると、私の心音は更に乱雑に木霊した。
「この間の様に眠ればいいさ」
鼻先を掠めながら触れる唇。ジェネシスの甘い香りが私の全身の力を奪っていく。
「……んん…っ…」
力の抜けた抵抗など、ジェネシスを煽るだけだと解っているけど、それでもこれ以上は流されてはいけないと思った。
「……ジェ……ネシス、待って……」
力では到底抗えない私は、僅かな唇の隙間から声を漏らした。
「それが無意味なことくらい解っているだろう?」
戻れなくなると思った。
このまま流されて、元の世界に戻れなくなる事が恐かった。
CONTINUE...
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