お祭り

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「……まいったネ」


俺とした事が、先走り過ぎて浴衣ならではの事を忘れてしまった。


ゆっくり帯を解いてさっ、なまえに『やめて……』なんて言われた位にして……。


──バキッ!


「痛い……。何で……?」

俺の妄想はなまえのグーでかき消された。


「よからぬ妄想してる顔」


いいねぇ、このギャップ。俺は殴られた所をさすりつつ、なまえに目を向ける。


……やっぱりいい女だね。


なまえは、自分にすり寄る俺を跳ね退けて意地悪く言う。



「今日は任務とやらは無いんですか?カカシ先生?」


このギャップ、本当たまんないネ。


「これからだヨ。あと、今度なまえに会わせたい人がいるんだよネ」

「……誰?」

「なまえのファン」



実はね、前に自来也様にこの事を相談に行ったらさ、隠し持ってたなまえの官能小説を自来也様に、見つかっちゃってね。それから自来也様ってばなまえに会わせろって煩くてさー。


「困っちゃったヨ」



するとなまえは恐ろしいオーラを纏いながら言った。


「困っちゃったヨじゃないよ。何無断で人の本又貸ししてんのさっ!」



恐っっっ!




その殺気におもわず写輪眼が発動するとこだったヨ。




でもまっ、お祭りも楽しめたし、なまえの浴衣姿も見れたし、それに……。


もっと楽しい事も堪能出来たし、いいってことで。



そしてカカシはなまえの『早く行け』オーラをさり気に気にしつつ、いつも通り遅刻していくのだった……。

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