織笠銀花

織笠 銀花(オリカサ ギンカ)

お相手:楓原万葉
年齢:万葉の2つ上
誕生日:11月21日
神の目:炎
命ノ星座:花蜻蛉座


☆キャラクターエピソード
エピソード1
鳴神島の人々が怪我や病気を患ったとき、まず一番に助けを乞うのは鎮守の森に店を構える薬屋だろう。その薬屋の店主は年こそ若いが、秀逸な頭脳に薬学に関する広い知識が詰め込まれている。
単なる怪我程度ならば、手際よく手当を施してくれるだろう。そして帰り際、あなたにこう声をかけるのだ。
「また何かあったらおいでませ。銀花さんが、きっと治してみせますからね!」

エピソード2
鳴神島において、彼女の名前を知らない者はいない。彼女はそれほどに腕のたつ薬屋である。どんな人を相手にしても常に朗らかな微笑みを崩さない彼女は、多くの民に頼られ、同時に尊敬の眼差しを向けられている。患者からすれば天使といっても過言ではない彼女を、人々は敬意を込め、「秋津の砦」と呼称する。
「秋津」とは蜻蛉の古名であり、蜻蛉は代々薬屋として名を継いでいる織笠家の家紋である。「砦」の意味するところは、民の怪我や病は、彼女が治すことができなければもう手の出しようがない、という状況にある。それは決して悲観的で絶望的な依存ではなく、「織笠銀花の手にかかれば、治せない怪我や病などあるはずがない」という民の尊敬の念。それは、多くの患者を救ってきた彼女の努力の結果なのだ。
「親父の肺がよくならねえんだ。なあ、なんとかしてくれよ、秋津の砦さん」
そう呼ばれることを、織笠銀花は拒まない。
「ええ、もちろん!安心して、銀花さんの砦は、何があっても崩れませんから!」
彼女はそう言って微笑み、ただ職務を全うするのみなのである。

エピソード3
二歳年下の弟をもつ長女である彼女は、人一倍面倒見が良い。生来周りがよく見え、困っている人には咄嗟に手を差し伸べてしまう性分なために、自ら他人の厄介事に首を突っ込むことも珍しくない。そしてそれがいくら彼女にとって損失になったとしても、彼女は己の行為を間違いであったと感じることも、また、自分にとって損であったと感じることも、決してないのである。その過度なほど献身的な姿勢は、気味が悪いと思われることも、或いはあるかもしれない。

エピソード4
彼女の面倒見の良さ、そこに注ぎ込む心の深さは、彼女の過去が関係していると言っていいだろう。
織笠家は銀花がまだ幼い頃に養子を迎える。銀花より二歳年上の兄と、6歳年下の妹である。
彼女たちは母親を早くに病で亡くし、残された父親は寡黙な人だった。子どもたちの世話は全て使用人に任せ、まるで子どもの存在などないかのように、少しも視界にすら入れなかった。
ある日、長兄に連れられ、彼らはとある山に出向いた。仲の良かった彼らは初秋の山道を満喫しながら歩き、途中休憩した山の中腹で、たった一時目を離した隙に、末の妹が死んだ。
それは事故であったが、銀花は酷く後悔した。自分がよく見ていれば、と。養子であるその妹は、誰より銀花に心を開いていて、常に彼女の傍を離れなかった。それなのに、そのときに限って離れた瞬間をなぜ気にとめなかったのか。
酷く、酷く悔やんだ。
銀花の過剰とも思える庇護欲は、その一件が関係しているのかもしれない。