御影竹之輔


【プロフィール】
名前:御影竹之輔(ミカゲ/タケノスケ)
年齢:14歳
血液型:A型
星座:獅子座
所属学級:五年は組
所属委員会:学級委員長委員会(元火薬委員会)

【概要】
気弱な性格というか自嘲的な性格をしている。でハの字眉に垂れ目で弱々しく見えるので第一印象は頼りなく見える。
五年生の中では落ちこぼれに分類され昼夜問わず特訓をしているので、生傷が絶えない。あんまり自分から保健委員に行く事は少ないので、そのたびに保健委員(特に伊作先輩)に保健室に連れて行かれる。

上記の事から御影の事を知らない人からは馬鹿にされるというか貶される事が多いし、下級生達からも「本当に大丈夫ですかぁ?」と心配されることが多い。
だが根は真面目で努力家で、仲の良い5年生組はそれを知っているためそれなりに頼りにされている。

男四兄弟の3番目。長男と四男が実兄弟で、次男は腹違いの兄弟、例にも漏れず面倒見が実は良い。
家族は優秀な忍び一家で、特に長男次男は現在城勤で、特に長男は同じ忍術学園の時は座学実技ともに学年トップクラスの成績だった。これが災いして竹之輔が入学したとき上級生や先生方の過度の期待に応えられず、落ちこぼれのレッテルを張られてしまう。また落ちこぼれレッテルから1〜2年生の頃はいじめられていて孤立していた。ただ1年の頃から火薬委員会に所属していたので久々知とは、まぁ仲が良かった。3年の頃、クラスの子の嫌がらせで学級委員長にさせられ、勘右衛門と三郎と仲良くなりそこから5年生組と積極的に交流するようになる。現在も下級生ばかりの火薬委員の手伝いに行くことが多い。

落ちこぼれのレッテルとは反面、その実優秀な忍び一家なだけあり平凡な忍びたちに比べたら、かなりポテンシャルが高い。周りから求められるレベルが普通じゃないので結果的に落ちこぼれに見えてしまうだけである。しかし本人はそんな事を言い訳にせず、ひたむきに努力している。状況判断と取捨選択が上手く頭の回転が速いのと、他人の実力を見定めるのが上手いので人を使うのが上手い。だが逆に、自信のなさから自分の評価を少し下に見る節がある。時々自己犠牲が酷い場面で、周りに叱られるが「そんなに早死にしたいのか」と怒られても本人は「死にたくないですよ、そりゃ。でも実力不足で死んじゃったら、しょうがないじゃないですか」と命を軽く見ているのかそうでないのか分からない事が多い。伊作先輩がよく心配する後輩である。

得意武器はなく、どの武器もまんべんなく一通り使えるので、ペアの人に合わせて遠近使い分けている。

5年生の中だと割と苦労人属性。不運なわけではないが、結構な頻度で綾部の落とし穴に落ちたり厄介事に巻き込まれる。「何故だ......」と嘆く竹之輔に勘ちゃんから「伊作先輩にしょっちゅうお世話になってるからじゃない?」と言われてしまって納得してしまった。

3〜4年生になると自分の兄たちと関わりが多かった先輩たちが卒業したので、馬鹿にされることが減り、また友達も出来て明るくなった。というかいじめっ子たちに言い返すようになった(良い傾向)。伊作先輩とは保健室でよく手当される仲。
鍛錬組や体育委員会の子とも混じって一緒に鍛錬することがある。綾部とは特に落とし穴の関係から「おやまぁ、御影先輩じゃないですかぁ」「あはは、綾部くん。ちょっと助けて......」と交流が多め。

※知らなくても全然構わないエトセトラ
【背景】

長男:松之輔
次男:二之輔
四男:梅之輔

・次男は物心付かない頃に家に引き取られた妾の子なので、血の繋がりがないことは父親が死ぬまで知られていなかった。
・竹之輔が2〜3歳の時、戦で亡くなり御影兄弟は戦孤児に。父の勤め先の城主と父は旧知の仲だったため、そのよしみで衣食住の確保をしてくれることになっている。
・歳離れた兄たちはそこの忍軍の忍びたちに弟子入り後、才能を発揮。長男はそのまま城主の意向で忍術学園に入学。そのまま伸び伸びと才能を発揮させていった。
・次男は忍術学園に入らず、実践を元に修行した。

「長男:松之輔」
竹之輔とは6つ違いで入れ違いで卒業。
六年生とはぎりぎり関わりがあるし学園きっての天才に憧れないものはいないほどであり、当時1年だった6年でも面識がある。
忍術学園を卒業後は育ての恩を返すためにも父の仕えてた城主の元に就職。
神童と呼ばれるほど忍びの才能に溢れている天才肌。城主が好戦的なタイプでなかったのが幸いだと周りの大名から言われるほどの実力者。
自分の才能を鼻にかけず平等に人と接する気さくな性格、慈悲深い気遣いは聖人じみており、出来すぎ君である。彼に欠点など存在しない。
衣食住の提供はあったものの、兄弟を支え育てたのは長男の松之輔といっても過言ではない。
容姿は一番竹之輔と似ている。

「次男:二之輔」
長男の一個下の次男。実兄弟ではないことに関しては物心もない頃に母の顔知らず四兄弟で育てられているので特に思うことはない。目元はそっくりだがそれ以外はそんなに似ていない。ぽやっとした性格で自分の事に関してはかなり無頓着である。
兄と同じく忍びの才能には恵まれかなりの努力家。常に上を目指すストイックさが優秀さに磨きをかけている。
忍術学園には行かず、現場の忍びたちの直接指導のもと腕を磨き、その後城主に仕えずフリーの忍軍を設立(通称ドクツルタケ(詳しくは下記掲載))
忍軍頭領として自分にも他人にも厳しく任務に関わることでは冷徹仮面だが、その反面プライベートでは無頓着さも相まって生活力がほとんどゼロに等しい。同僚や弟に文字通りお世話されているといっても語弊はない。そういう愛嬌さがある意味同僚や部下に慕われる要因でもある。
弟に対してはそれなりに愛着があるし可愛がりたいとは思っているが、いかんせん口下手故に全然伝わっていない。兄は可愛くないから興味ない......といった感じ。嫌いではない。

「四男:梅之輔」
竹之輔の一個下の末っ子。
次男のもとに弟子入りして、忍術学園には通わず次男の忍軍に所属する見習い修行中の忍び。ドクツルタケの先輩方に可愛がられているが、次男から直接ご指導してもらったことは数えられるほどしかない。
次男が大好きでドクベニタケの皆も大好きな純粋小僧というか周りの環境も相まって初々しさがある。(尊奈門と似たようなイメージ)
とてもい組気質で、自尊心が高く次男やドクツルタケの皆以外に対しては忍びらしく警戒心が強め。竹之輔や同世代など他人を馬鹿にする言動が多い。
特に歳の近い竹之輔のことは毛嫌いしており一方的に険悪な態度を示す。

【ドクツルタケ】
次男の設立したフリーの忍軍組織。元々次男はフリーの忍びとして活躍していたが、1人だと厳しい忍務などを考慮して他のフリーの忍びと繋がりを広く持っていた。そこから発展しフリーの忍び達同士で集会場を作ろうという事で次男が設立。フリーの忍び達に忍務を提供する場から何かあったときに召集をかけ任務をこなすフリーの忍軍組織。ゲームで言うとモンハンの酒場みたいなイメージで、リアルで言うと派遣会社のようなもの。
所属人数や規模について全て把握しているのは二之輔のみで、「ドクツルタケはかなりの実力忍軍でタソガレドキなどと肩を並べるが、その実態に関しては一切の情報がない」ということで有名である。得体の知れない忍軍。
この組織に所属している忍びは家族友人誰であろうと他言無用の規則元成り立っている。

【兄弟の過去】
次男が実兄弟ではないということを知るまでは四兄弟みんな仲良しだった(別に今も竹之輔と梅之輔の仲が悪いだけで他はそうでもない。)

兄弟じゃないと竹之輔が知ったのは学園入学が決まった頃。二之輔から直接教えられ、上2人は父の部下だった現組頭に教えられた。この事を本当は松之輔と2人で墓場まで持っていくつもりだったが、あの気弱な竹之輔が忍びになると決意したという事実に弟の成長を実感できて嬉しかったってのもあって松之輔も同伴で教えた。ところが、いくら二之輔がどう思ってないとしても竹之輔としてはどう反応していいのか分からず「兄さんは本当の兄さんじゃなかったの?」「僕たちに嘘ついてたの......」ってつい言ってしまった。それを聞いた松之輔と二之輔は(まぁ、そう思うよなぁ)ぐらいだったが、当時の竹之輔本人は兄を傷つけてしまったと後悔しているし気まずい思いをしている。そして運悪く梅之輔もそれを聞いていたのが、2人の間が険悪になるきっかけである。

梅之輔視点では二之輔を軽蔑する竹之輔と何も言わない松之輔に対して酷く憤慨し、二之輔の味方でありたいと思い忍術学園に通わず二之輔に弟子入りをするという暴挙にでる。最初のうちは松之輔も二之輔も猛反対したが中々食い下がらない弟に根負けした。
竹之輔には「兄さんのことを見捨てたくせに」と毛嫌いしている。
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