おまけ


ランピーが欠けた人に聞くシリーズ
ラッセル編


「あ、ラッセル〜! 海岸にいたんだ」
「よォ、ランピー。この間ぶりだな!」
「前にもらったつりざお、なくしちゃってさぁ。
 またちょうだい」
「お前なぁ……何回なくすんだよ」
「うーん、あと十回はなくすかな」
「オイ、なくさない努力しろって」
「……そういえばさ、ラッセル。
 君のなくなった手足って食べたの?」
「ハハッ、食べたやつもいるだろうけど、オレは違う」
「じゃあなに?」
「あれ、前に話さなかったか?」
「してないんじゃない?」
「えぇと、この腕は囚われた女性を助ける時に失って、
 この足はサメに喰われそうな仲間を助けた時の勲章さ」
「んん……あれ。前に、うではおぼれた子どもで、
 足は船のホーダンでなくしたって言ってなかった?」
「……やっぱ覚えてんじゃねェかよ」
「どっちがほんとなの、ラッセル」
「フン、海の男は真実をベラベラ話さないモンだ」
「お〜し〜え〜て〜よ〜」ユサユサ
「お、オイ全力で揺さぶるなって……落ち」
「あ」

ボトンッ

「…………。ラッセル、海に落ちちゃった」
「っぶはぁ! ランピー、お前〜!!」
「あ、ラッセルー! あぶないよ!
 向こうからサメが来てる!」
「……ん? わぁああ! ヤベェ!!」
「ふふ。やっぱり海の男ってカッコいいなぁ……」

「ランピー! 見てないで、助けろ〜!!」