放課後


*無理矢理






"話があります。放課後、裏庭で待ってます"

今時、下駄箱に入れてある手紙を鵜呑みにするバカはいない。昼休みに抜け出して近くのコンビニで買ったアイスをほうばりながら教室に向かう。規則には反してるけれど、最近ヤケに暑くなってきたのでアイスなしには堪えられないものがあるのだ。
この古風な呼び出しをされていったら、ドッキリでした的なのは予想される事だ。しかしながら敢えて引っかかるのもアリかなと思ったあの昼の自分を殴りたかった。








「いったい!!何すんの!?」
「ギャーギャーうっせェ」

放課後裏庭に行った私を引きずるのは荒北だった。呼び出し主はこいつなのかと思ったのだが、どうやらそれも違うらしい。
痛い位に手首を掴まれて、ズルズルと引き摺られる様に着いたのは屋外の体育倉庫だった。ガシンッと重い音と共に扉が閉まる。

「…つーか、私裏庭に用があったんだけど」
「奇遇だネェ、俺もおめェに用事あったんダヨ」

下まつげが目立つ細い目を歪めるかの様にクスッと笑う荒北に、どこか禍々しいものを感じて半歩後ろに後ずさる。閉じ込められたこんなにも蒸し暑いのに、私の額に滲み出るのは冷や汗だった。

「アハッ ほーんとなまえチャンイイ感してンネ」
「…何が?」

荒北を睨むのに、荒北はそんなのどこ吹く風だ。

「ムラッとしたからァ、てめェの穴貸してくんナァイ?」
「…しね」

"ハッ上等ォ"と言いながら、外に出ようとする私を冷たい体育倉庫の床に押し倒した荒北。勢いで頭を軽く床に打ちジンジンと痛い。そしていくら軽そうに見える荒北でものしかかられたら、ビクともしなかった。
嫌だ、何でこうなったの?いくら考えても理由は分からない。

「…っ!やめてよ!!」
「穴だけ貸せっつってんノォ、てめェは黙ってろヨ」

口を大きい角張った手で抑えられて、抗議が飲み込まれる。反対の手で無造作に胸を握られ、制服の上から乳首も摘まれる。その刺激に身を捩った。

「んん…ぅぐ…」

声にならない声が荒北の手に吸収される。スルスルとスカートの中に入れられる手を足で押し返そうと蹴るのに、ビクともしないで足を割って身体を入れられた。

そして太ももをツーとなぞられる、冷えた手と思うのは私の身体が熱いからなのかは知りたくもない事実だった。

「アハッ なまえチャンの穴みーっけ」

荒北が下卑た笑いをしながら、ショーツをずらす。しかし、濡れていないそこは荒北の指は少し痛かった。
背中に感じる冷たい床…そして冷たい目に見下ろされたと思ったら首筋に噛みつかれた。ギリッと歯を立てられれば痛さで涙が出てくる。
いやだ、どうなってしまうのだろう。何度も頭の中を同じ言葉を繰り返す、けれどこの先起こる事は変わらないようだった。その事実が悲しくて涙が横に流れた。

「っ!ぅ〜…!!」

乱暴に下の口に指を突っ込まれる。濡れていないそこは、一本でもキツかった。

「ハッ イイ顔」

そう言いつつ、私を見下ろしながら、親指で優しく敏感な突起を撫でられる。今までにない優しさをもつ指からの刺激は、やたら甘美だった。徐々に広がる甘い快感は知りたくもなかった。

クチュっと水音がたった瞬間、私は顔を手で覆った。

「アハッ 何?濡らしたのォ?あんだけ嫌がってたのに濡れちゃったネェ」

強めにクイッと突起を押し潰されたら腰が震えた。妖しく笑うその顔を見たくないのに目をそらせなかった。

「はぁ…荒北やめ…!ん…ちがぅ」
「何がちげーのォ?もうこんなんダヨォ?」

両手で口を抑えられていた手を離して抗議した。なのにやたらヤラシイ水音と共に内壁を刺激されたら、熱い吐息に変化をしてしまう。嬲るように中を動く荒北の指は止まらなかった。

カチャカチャと乾いたベルトを外す音がした。それに気付いて抜け出そうとするのに、腰に力が入らなかった。

「じゃ なまえチャンの穴借りんネェ」
「ぁ…んん…!やぁ」

水音と共にそそり勃ったものを一気に奥に咥えさせられた。ズズッと濡れた内壁は荒北によく纏わり付いた。

「あ…、はぁ、やらぁ…抜いてぇ」
「あー、なまえチャンの淫乱な穴サイコー、スゲェ気持ちイイ」

抵抗する私の腰を押さえつけられ、何度も雑にピストン運動をしてくる荒北。抵抗する度に追い詰めるかの様に奥に差し込まれるペニスによって快感が生まれて、そしてその快感から逃れるかの様に身体が逃げてしまう。

「アハッ 無理矢理ヤラれて感じてんじゃナァイ?」
「ちが…ぁ…」

脚を持たれて乱雑に抜き差しされる荒北のもの。感じたくないのに、腰が震えるこの身体はもう制御出来なかった。グチュグチュという音ともにお尻に冷たい感覚があるのは、もう手遅れだろう。
何で濡れちゃってんの…その事実が悔しくて唇を噛むのに、その都度荒北の指が差し込まれて、高い声をあげさせたれた。

「ハッ なまえチャンよーく見た方が良いんじゃナァイ?」

荒北はそう言いながら、結合部を見せつけるかの様にゆっくりと抜き差しをする。その硬い根元にあるべき薄い隔たりがない事実に今更気付いたのだ。

「っ!!やだぁぁ!抜いてぇ…っ」
「ハッ イイ穴してんじゃナァイ!?生のほうが締めるとか淫乱過ぎんダロ」

こすれ合う身体の中心。隔たりなく愛液が混ざり合ってお互いの熱が伝わる様だった。熱い目に見下ろされて、嬲られているのに感じるなんて私は一体どうしたというのだろうか。身体の中心から広がる熱は全身に広がる、そしてより快感を得ようとヒクヒクと子宮を収縮させる。

「あー、イイ、出そォ」
「…ぁん!はぁ…ぁ…やぁ、めて…」
「アハッ いっぱい出してやっからネェ」
「やだ、中はいやぁ…!!あぁ…!」

ゴプッと奥を突かれた瞬間に溢れだす感覚…それと同時にやんわりとした笑みを浮かべた荒北に頬を優しく撫でられた。

こんな最低な奴なのに…この泥々に溶け合うかの様に流れ出る体液に愛しさを感じてしまった私は多少狂ってるのかもしれない。
そしてあの手紙の主が荒北だと気付くのには相当後だった。