青春プレイバック


初めての記憶…それはとても軽いきっかけであった。

幼馴染みの新開家にフラッと行って、お菓子を食べながら世間話をしていた時だ。新開がAVを持ってきたのだ事から始まった。

「なぁ、なまえこれしてみねぇ?」

なぜか一緒にAVを見始めてから新開が発する危うい誘いに、この大人の行為に興味があったその当時は軽率に頷いてみたのだ。

そこからは大変であった、愛撫もそこそこでギリギリ濡れた中に突っ込まれた、初めてのもの。その時理解した、中学での処女と童貞同士は地雷過ぎたのだと。
成長途中の揉むほどにも満たない旨を触りながら挿入されて、やたら痛くて"止めて"と何度も言うのに、新開には聞こえないらしくてたどたどしい腰は止めてくれもしなかった。

本当新開は人の事分かっていない、しかしその時そんな余裕は新開にもなかったのに気付くのは何年も後だった。

「初めては"なまえと"って思ってたんだ。すげぇ気持ちいい」

あの時、私の悲痛な顔を見下ろしながら興奮した様に息荒くそんな事をほざいた新開が印象的だった。
そんな関係もその一回で終わりだった。後日"…もう一回"と言った新開を叩いたのは10年も前の事だ。

結局付き合う事もなく幼馴染みという関係のまま、高校は分かれたのだが、そこで"新開が好きだったのかも"という遅い自覚。長い間近くにいすぎて気づかなかった。時折観に行くレースで新開をコソッと応援した時もあったっけ…そんな自覚した想いも遠い思い出という名の箱の底に閉まって、私は私なりの青春時代を過ごしたのだ。









「…忘れてたのに」

薄っすらと目を開けて、空を仰げば少し高めの天井。
あれから10年、お酒も飲めるお歳もとっくに過ぎました。若いなりの酸い甘いものもありました、でもこうなる事は予想していなかったです。

「余裕だな」

そして低い掠れた色っぽい声とともに私の上から覗く顔はとても男らしくなっていました。

女同士の飲み会だったのに、トイレで偶然顔を合わせた他の飲み会参加中の新開…そう、居酒屋が一緒であったのだ。

そして"2人で飲み直さないか?"と誘われ、現在ラブホ。こいつは一体何を飲み直す気だったのか。そして私も、参加していた飲み会に"ゴメン、これで用事あったの思い出して…"と言い訳までして、何でノコノコと着いてきているのか。もう定かではない。

「そりゃ、初めてでもないし」
「あぁ、あの時がおめさんの初めてだったもんな」

そう言いながらキツく、首すじに充血痕を付けられる。柔らかい唇を押し当てられるられるとどこかゾクゾクする。

「で、なんで新開は私としようとしてるの?」
「じゃ、なまえは何でついてきたんだ?」

首筋にか軽くメッシュ入った髪くすぐったくて、身を捩るようにして私は押し黙った。そんな沈黙も気にも留める訳なくて首すじを舐められる。ツーっと滑らされる指が私の胸を通る。
そしてどこかもどかしいゴツゴツした手は、上のカットソーを捲り背中に這いホックを外した。

「いつの間にか育っちまったな」
「…えっち」

いやらしそうに笑う新開が、胸に顔を埋めてくる。そしてゆっくりと嬲るように舐めながら、色付く頂点を目指す。あ…もう固くなってる…。見せつける様に舐める新開から目が離せなくて見てしまうと自ずと目に入ってしまうのだ。
10年前はただ触るだけだった新開がこんなにイヤラしく育っているのは誰のせいだろうか。フツフツと湧き上がる苛立ちが生まれてくる。

「…ん…っ…」
「アレだな、何つーかいけねぇ事してるみてぇ」
「何が?」
「10年前のペタンコだった胸に比べちまうと、感慨深いものがあるんだ」
「バカでしょ、新開…」

"おめさん相手ならバカで構わねぇよ"と胸の先端を弄っていた手が、身体を這い服を脱がしていく。たどたどしかったその手も手早くなったものだ。
それと同時に新開も上の服を脱いで半裸になった…、なんていうか、そのイイ身体しすぎじゃないですか?間接照明に照らされる陰影ある身体はどこか汗ばんでいるようにもみえる。割れている腹筋に興味があって思わず手が伸びた。

「おわっ…」
「ふふ、触りたかったの」
「なまえ、そんなに大胆だったか?」

新開の余裕ある表情を少し崩せて安堵する。
そう、私ばかりがいっぱいいっぱいは嫌だったのだ。どうやら新開の元カノやらには負けたくないと思うくだらない嫉妬に紛れた心情が私の中にあったらしい。昔の想いを引っ張り出すかのように夜は始まるのだ。










過去の思い出とか正直興味はねぇ。でも、女は上書き保存というけど男は別フォルダ保存なんだよ。

飲み会で偶然会ったなまえをなぜだか誘っちまった俺。2人でそれぞれの飲み会を抜け出して押し黙る様にホテルに来た。

思い出すは10年前の童貞捨てたあの時だ。好きだったなまえを、興味本位で誘ってみたら、まさかのOK。思春期って怖いな、痛がるなまえを押し倒して独りよがりのセックスをした。あたたかくて、柔らかくて…小さい胸も可愛かった記憶。なまえにしてみれば痛かったらしくて、あの初めてのセックスがなまえとの最後のセックスだった。

そんななまえが10年の時を経て、まさかの俺のものを舐めている今の現状。

「ん…っ…大っきくなったのは新開もじゃん」
「っ…いやぁ」

なまえはショーツ一枚で前屈みで俺の股間に顔を埋める。そして耳に髪をかけながら、熱い目をして裏筋からネットリと舐める様は果てしなくヤラシかった。
つか、スゲェうめぇ…ゾクゾクとした快感が下半身から伝って脳内を犯していく。ガチガチに勃ちあがったものは、柔らかい手によって緩急をつけて扱かれる。片手は裏の袋まで刺激してくれるその手つきにもどかしさを覚えた。

…っ、誰が教え込んだんだ?

震えそうになる腰を保ちながら頭の中はそればっかりだ。暫く見ねぇ間に、出るとこはしっかりでて、締まるとこはしっかりと締まり、そう…身体の凹凸が激しくなっていてそれですら興奮する材料だった。なのにプラスでこのイヤらしさ。別フォルダを久しぶりに開けるとエロくなっていたというこの感動と同時に胸糞悪くもあった。

あのたどたどしかったなまえがこう他の男のちんこを咥えたのか?
ずっと小さい頃から守ってきたのに、自身で壊して愛おしいなんて今更過ぎるな…。自嘲気味に目の前にかかってきた鬱陶しい前髪をかきあげた。

「ん…、おいし…」
「っ…!」

ちくしょう…何つう事言うんだよなまえ。俺を煽りまくるその表情は昔の名残りを雰囲気と顔つきを残しているのに、知らぬ間にいつの間にか大人になっちまったんだな。

「っ…なまえ交代」
「…ん…?」

名残惜しそうに勃ちあがったものから口を引くと唾液が糸をひいた。大きなベットでショーツ一枚で横になるなまえは、どこか面白がっているようでその余裕を乱させたくなった。

「…入れないの?限界なんじゃない?」
「んな訳ないだろ?楽しみは最後にとっておきたいんだ」

そう言いつつなまえの足を持つと、なまえの周りにハテナマークが浮かんでいるように見えた。あぁ、こんな事された事ないのかな?そう優越感に浸りながら、足先に舌を這わした。

「っ!!し、新開…やだっ…汚いからぁ…っ」
「さっきシャワー浴びたからイイだろ?」
「ん…っ…でも、や…っ…」

歪む顔は10年前と変わらなくて少しだけホッとした。
ペディキュアが色付く指を先ほどなまえが舐めてくれたように、丹念に舐めていく。口に含んでは吸ってみたり、歯を立ててみたりするとビクビクする足に欲情する。

「ん…っぁ…」
「おめさん足感じるんだな」
「ち、ちがっ…ぁ…」
「ははっ、こっからでもパンツ濡れてるの分かるからな」

時折目に入る秘部の辺りはショーツの色を変えていた。俺で感じているのが分かると情けねぇけどホッとした。ショーツをずり下げると、しっかりと処理してある小さい三角になていた下の毛。

「っ…ここしか毛残さねぇなら、全部剃った方が良くないか?」
「…それはいや、ないとあるのでは気持ちは違うの」


女心は分からねぇ。僅かに残る毛を辿り、毛が覆われてないクリトリスをなぞるとピクッとするなまえ。その反応に思わず笑うと頬を抓られた。

「新開…っ焦らしすぎ…」
「なんだ、早く触ってほしかったんならそう言ってくれよ」

ヒクヒクと動くなまえの身体はあの時のよりも敏感で、俺の指にクリトリスを押し付けてくる。そんな秘部に手を伸ばしてなぞると、まとわりつくのは、いやらしい体液。グッショリと濡れそぼってる蜜壺からはヒクヒクと愛液が垂れてきていた。

「…っ新開」
「…名前で呼んでくれないのか?」
「はぁ…なんで今更」
「おめさんに…なまえに俺がそう呼んでもらいたいからだ」

想いを引きずり出すかのようにそう言うと少し目を丸くして驚くなまえ。
あぁ、本当分かっていないだな…10年前を思い出したら堪らなくなっている俺の事なんて。やたら欲情的に乱れるなまえをみて嫉妬で溢れるのにな。

「…隼人、っ入れていいから…」
「俺もっと濡らした方が好きなんだ」

そう言いながら、秘部に指を突っ込み、かき乱す。少しでも妬いて欲しくて堪らない、そんな事すら伝わらないんだろうな。

我慢出来なくなったらしいなまえは軽く膝を立てて、片手で秘部を見せつけるように俺を煽る。誘う割にはやたら恥ずかしそうでそんな表情までどこで習ったんだと思うと苛立ちが止まらなかった。
その赤く艶やかに光るところは今にも蕩けそうで、欲望にまかせて押し込んだ。

「ん…っあ…ゴムっ…!」
「…なまえとならいいんだ、責任はとる」
「バカっ、じゃないの…?っ…はぁ…っ」

熱が籠った目で言われたら止まるわけがなかった。キュッと締まる膣を感じながら、汗ばむ身体を合わせながら夢中で身体を揺らす。これが20代そこそこの行為なのだろうか。直で絡みつく愛液は、溢れていくようで高くなる声は腰にくるものがある。
そう、あの初めての時よりはスムーズに動けているだけで、気持ちは何らあの時と変わってはいなかった。

「っ…ぁ、ん…はやとっ…」

そう、俺の名前を呼ぶなまえは俺だけのもので、両手で顔を挟む様にして口付けた。柔らかい唇から舌を差し込むと応じてくれる可愛い舌…絡ませるようになぞればそれに合わせてついてくる。
下も上も繋がる一体感は何とも言えずに興奮して、痛いほどに下半身に熱が集中していく。

「…はぁ…はやとっ…」
「ああ」

首に手を回されて、潤んだ目で見つめられたら最後だった。
あぁ、ちくしょう…昔に戻りてぇな。



















(その後、お互い身も心も求めているのにセフレになってしまってもだもだすると美味しいなという話:愛理様と盛り上がった勢いで書かせていただきました)