夏の思い出作り


夏休みも真っ只中、始まりは山神の一言だった。

"明日は海に行こうではないか"

それに対してあれよあれよと話は進んで、現在激しい日光を全身に浴びていた。キュっと固く首裏で結んだお気に入りの水着。隼人が褒めてくれたやつだ。

「なまえ日焼け止めか?」
「そう、絶対焼きたくない…タダでさえマネで焼けてるし」

そう話しかけてきながら背中に太陽を背負う隼人は、レーパン焼けをしていてそこは不恰好だけれど、いかにも夏男だった。…こいつらいつも山ばかりなのに…。

「おめさん白いもんな」
「荒北君には負けるけれどね」

そういうと近くにいた荒北君は"んな事ねェよ"と珍しくフォローしてくれた。

女の子に囲まれてる東堂君を放ったらかして…いや、私達が放ったらかされているのだろうか分からないが熱い体を冷やしにビーチボールをもって海へ入った。




「なまえチャン下手くそじゃねェ!?」
「い、良いの!」

明後日の方向に飛んで行ったビーチボールをみて嘲笑う荒北君に反抗すると吐き捨てる様な笑いが返ってきた。それを笑いながら取りに行ってくれた隼人に声を大きめにお礼を言った。笑う荒北君にもう少し怒ってやろうと思って近づいた。

その時だった。

今日一番の高い波が襲ってきて海の中に沈められた。海の中で焦り波に揉まれる私の腕を引き上げたのは荒北君だった。

「大丈夫かァ?…っ」

荒北君の案ずる声と共に、軽くなる胸元。…胸元?

「きゃっ…っ」

首裏でしっかりと結んであった紐が解けてしまったのだ。思わず胸を押さえながら海に肩まで浸かった。恥ずかしい…!!アレだけしっかり結んだのに!水着を胸に当てながら必死に結ぼうとした。

「あ、あの…」
「っ…ワリ…」

目の前の荒北君は目線が彷徨っていた。そりゃそうだ、好きでもなんでもない女の胸を見させられたのだから、あ、でもなんだか凹む。焦って上手く結べない水着の紐が後ろから取り上げられた。

「…こうだろ?」
「は、隼人!」

キュっと音を立てながら、結ばれた水着の紐によって胸が固定された。そしてそれと同時に海から上がらされた。

「ちょっと俺たち上がるな」
「…あー…ったよ」

気まずそうな荒北君を置いて私を引っ張っていく隼人。ズルズルと引き摺られて行った先は借りていた海の家のシャワー室だった。






「靖友に見せてんじゃねぇよ」
「ち、ちがっ…不可抗力だよ…」

隼人の目からは、何の感情も読み取れない。でも分かる事があった、それはこの目はあの時と一緒だ。

「靖友、なまえのおっぱい見てたな」
「み、みてないよ!荒北君逸らしてたし」
「いや、きっとこうしたいと思った筈だ」

シャワー室の壁に押し付けられて、ギュッと胸を掴まれた。それに思わず声が漏れた。そして揉みしだかれて形が変わる胸の先端を水着をズラして露わにされた。

「…おめさん靖友にこんな反応したら許さねぇよ」

ピンッと硬く立ち上がった先端を小刻みに弾く隼人に、声を押し殺した。駆け上る快感が身体を襲ってくる。

「ぁ…っ、ちょ、ちょっとだめ、隼人」
「なんだ?なまえこれ好きだろ?」
「ぁんっ、それは…その帰ってからに…」

小声で隼人に怒るがその手は止まらない。いくら外れのシャワー室だからといっても誰かしらが来るであろう。そう思うのに続く愛撫に身体を委ねてしまうのは、私の身体を知り尽くしている隼人だからだろうか。

「そうだ、海水流してねぇからしょっぱいな」
「へ…?」

胸の先端を咥えながらそう言う隼人はシャワーヘッドを手に取り、シャワーをかけてきた。火照った身体を冷ましていく水が流れていく。…あ、止めてくれた…とそう安堵した時だった。シャーッという音と共に、露出していた胸の先端に強めのシャワーが当たり声が漏れてしまったのだ。細いシャワーヘッドから出る水は水圧が高いらしく肌に突き刺さる。それは快感となって、冷やされている筈なのに、熱を上げる要因になってしまった。

「ぁ…」
「なまえ、シャワーで流してるんだから、感じるなよ」

乳首をこすり合わせながらシャワーで流してくれる隼人。そんな隼人が上から見下ろす様に冷静に言ってくる。それに恥ずかしくなり無言になる私の身体を撫でる様に洗ってくれる。目の前には何度も見た厚い胸板が濡れていて、いつかの夜を思い出してしまい、身体の中心の熱が上がってくる。

「なまえ、ここ流すから足広げて」
「う、うん」

下半身を指差されて、そっと肩幅に広げた足。しゃがんだ隼人が私の下半身に冷たいシャワーを当ててくる。そして次の瞬間、下の水着をズラされた。下の敏感な口に当たる強いシャワーは、火照った身体には刺激が強かった。

「ぁ…っはぁ、や、はやとぉ…っ」
「いやぁ、ここしっかり洗わないと俺がしょっぱいからな」

ニヤリと笑いながら、ヒダを開きシャワーヘッドをグリグリとクリトリスに押し付けてくる隼人。思わず耐えられなくなって、隼人の濡れた茶色い髪を掴んだ。

それが合図なのか、どうなのか。
シャワーヘッドを戻した隼人がしゃがみながら、秘部の入り口を広げて指でなぞってくるので声を上げざる終えながった。出しっぱなしのシャワーの音に紛れて声を漏らしたのだ。

「洗ったのにまた濡らしちまって…イケナイ子だななまえは」

指で掬い上げた愛液を目の前でチラつかされた。それも全て隼人の所為だと言いたいのに荒い息しか出てこなく、壁に寄りかかる事しか出来なかった。

チュッとキスをすると共に壁に手をつかされる。背後から水着をずらされて、指を入れられた。ジュブジュブと抜き差しされる指と共に溢れ出す愛液が入り口を濡らした。

「夏の思い出出来ちまったな」

背後から耳をペロッと舐められながらそう言う隼人に、キュっと中が収縮した。
水着をズラして濡れそぼった秘部に突き立てられるは、雄の象徴。身体には背後から奥に響く快楽と流れ出るシャワーが身体を冷やす。熱い日差しは背中を照らして背中だけ焼けてしまうのではないだろうか。







「なまえチャァン、いっかー?」


突如間延びした声が近づいてきて現実に引き伸ばされた。慌てて抜こうと身体を離そうとする私の腰を追い詰める様に奥にガツンと突かれた。

「あっ…!!!」

「なまえチャンかぁ?さっきの謝りてェんだけどォ」

荒北君の間延びした声がシャワー室のドアの前で止まった。ど、どうしよう…!と焦る私の頭を冷たい手で撫でながら隼人が言葉を発する。

「あぁ靖友か?今、なまえの身体シャワーで流してっから今忙しいんだ」
「あー、そうかよ」

そう言いながらペースよく背後から突いてくる隼人に声を押し殺す。先程よりも大きく硬くなった隼人の雄に、隼人の興奮が伝わってきてしまう。も、なんでこんなにおっきくなるの!?こんな行為荒北君にバレたら死ねる…!そういう思いが全身を敏感にさせた。

「ぁ…っん…!!!」

「…!」

良い処を突かれて、堪えようとした声が漏れてしまった。それをククッと耳元で笑う隼人が胸の先端を摘んだ。そうして止まらない声が、狭いシャワー室に響く。

その時隣のシャワー室の戸がしまった音がした。

「ほら、なまえがあんなヤラシイ声出すから靖友にエッチしてるのバレちまったな、靖友隣でシコるつもりだぜ?」
「ぁ、うそぉ…」

頭が真っ白になる私から雄を引きずり出して、向かい合いになって再度挿入された。あ、これ前隼人から習った駅弁っていうやつだ。どこか冷静なのに熱くなった身体は止められなくて、脚を開かせた。
持ち上げられる身体に差し込まれる太い雄。パンパンと小刻みに身体を打ち付ける音がたつ。必死にしがみつく私を荒北君がいる方の壁に押し付けながら、腰を突き上げてくる隼人。

「ん!あぁ…!ぁ…ダメ…荒北君に聞こえちゃうよ…ぉ…っん」
「なら声出すなよなまえ、靖友興奮しちまうぞ?」

快楽に伴う声を自分の手で口を塞ぐこと出来なく、隼人にキスを強請るのに今日に限ってしてくれないズルい隼人。寧ろ目を細めながら、ほっぺを舐めてくれる始末だ。

「ぁん、やぁ…っ、荒北君聞かないでぇ…っ!だめ…っ、や、あぁっ…!」
「靖友ー、なまえいつもより締めるぜ?しかも濡れまくりだ」
「ち、違うの…ぉ…っ、そんな事ない…っ」
「これからな、このびしょ濡れな中で出してやろうとしてるんだ、羨ましいだろ?」
「中はだめぇ…っ!や、荒北君ご、めんなさぃ…っぁん…聞かないでぇ…っん…っ」

あぁ、この薄い壁の向こうの荒北君の脳内で私は犯されてしまっているのだろうか、そう思うと何か興奮してしまう。思わず目を閉じた。その瞬間1番奥にグッと刺さった雄に目の前がチカチカした。

「…おめさん、浮気はいけねぇな」
「ぁ、ん…そ、んな事してない
…ぃ!んん…!」
「おめさんの好きなのはコレだろ?」

そう言いつつ、ガツガツと欲望に任せて突いてくる隼人のモノを受け入れる様に快感が駆け上る。ゴメンなさい荒北君…こんなはしたない奴で…そう思いながら意識が飛びそうだった。

「んっ!それぇ…ぁん!はぁ…、隼人のおちんちんが気持ちいいのぉ…っ!奥そんなについちゃ、やっ…ん…ぁ、あ、イッちゃう、アァ…!」
「くっ、出る、」

快感に歪んだ顔とキスをしながら達したのだった。









「もう、荒北君の顔見れない…」
「なら好都合だ」
「え?」

厚い胸板に身体を預ける、そして脚の間から流れ出る白い体液を弱いシャワーで流してくれる隼人。静かになったシャワー室でため息を漏らした私とどこか満足そうな隼人だった。