眼鏡の奥は高揚に満ちている


(※不倫話 苦手な方はバックして下さい)















出会いなんてどこに転がっているかなんて分からない。ましてや出会ったところからどう変化するかなんて本人含めて全くとして読めやしないのだ。だからこそ一つ一つの繋がりを大切にしたいと思っていた。
その癖、私は繋がったものを大切になんてしていない。左手薬指に光るものは2、3年前にし始めたものだ。窮屈すぎるそれは、数年前は幸せの象徴だった筈。後悔なんてしていはいない、けれど、少しくらいという浅はかな気持ちがあったのかもしれない。

目の前で穏やかに笑う古賀君は、これでいて成人していないという衝撃。それを知った時は遅かった。
出逢いは、ちょっとドジをしてケガした私がリハビリへと通っていた時だからだ。その時通っていた彼は制服なんていうものは着ていなかったのだ。私も若い気でいるけれど、それよりももっと若い彼にリハビリ後にリハビリテーションから病院出口に向かう際に世間話的に声をかけた。既婚者という立場は、面倒な勘違いもされる事がないので、男性に話しかける事は気楽に出来てしまうのだ。

「こんなに晴れてるのに病院の中っていうのは気分優れないですよね」
「…、そうですね」

そんな一言のきっかけからだった。




車で来るのが常だから、時折リハビリが一緒になる古賀君をふとしたきっかけで近くまで送ってしまった。バタンと車のドアを閉めながら、"ありがとうございます"と素直にお礼を述べる好青年な古賀君に笑顔で手を振った。良いなぁ、ハタチくらいになりたい…なんて20中盤に差し掛かる私はハンドルにもたれかかりながら、去っていく大きな背中を見送ったのだ。
こうして新鮮さをくれる古賀君と話すのはとても楽しくて、サークルだかの自転車の事を話す姿はやけに少年ぽかったり、私の愚痴を聞いている時はとても大人っぽかった。助手席で相槌を打つ彼を横目で見て思ったのは、あぁこの子…数年前に出会っていたら好きになりそうなタイプだという事だった。聡明そうな顔立ちと柔らかい物腰、ストイックそうな所もきっと好きになったらツボになりそうな気がしてならなかった。
いやいや、好きになるとかないから。自分で否定しながらアクセルを踏んだ。









「なまえさん、いつもの送ってもらってしまっているお礼ではないんですが、お茶でも飲んで行きますか?」
「え、」
「次に用事あるなら無理にとは言いませんけれど」

いつも古賀君を降ろす場所にて停車した時に告げられた言葉、腕時計を見て夕飯の買い出しやらの時間はまだあるしと確認してお言葉に甘えた。一瞬、男性の部屋に入っても良いのかななんていう女の気持ちが芽生えたが、すぐにそれは"まぁ古賀君にとってはおばちゃんの様なもんだし"という気持ちに塗り替えられた。やはり結婚とはそういうものだ。
古賀君の指示で進む車。やってきたのはとあるマンションで、来訪者用の場所に車を停めた。

「こちらです」
「ふふ、なんだか不思議な感じ、お菓子でも持ってきてあげれば良かったね」

何気ない会話をしながら向かう部屋、ガチャッと音を立てて開くドアは私の家とは違い重厚感があった。

「今日、親居ないので」
「…あ、そうなの」

部屋に入り、背後で鍵がかけられた音とその台詞に良い大人な癖にやけにドキッとしてしまうとか、本当にどうかしてる。そしてそのまま古賀君の部屋へと通された。
どこに座って良いか、部屋の真ん中も変だし…って私は何考えてるんだろう。少し迷った末に窓から景色を眺めるという選択肢に行き着いた。マンションに住んだことなかったせいもあるけれど窓から広がる景色は新鮮だった。

「スゴイ、眺め良い…」
「ははっ、なまえさんなんだか可愛いですね」
「ぁ…」

つい口に出た独り言に返事が返ってきて、途端に恥ずかしくなってしまった。お茶を淹れてきた古賀君が笑っていた。ローテーブルにお茶を置き、私のいる窓の方へとやってくる。

「遠くに見えるの、…えっと、あれ病院だよね、」
「そうですね」

窓の外を指差しながら現在地を確認するかの様に言葉を交わす。至ってごく普通の会話、だけれども私の隣に立つわけでなく、古賀君は背後に立っていた。自然と僅かに古賀君の胸と触れる背中に神経がいく。
窓に触れる人差し指が背後から大きな手で包み込まれた。さり気なく、そっと握り締められるもんだから、振りほどくなんていう行為を忘れされられる。

「…、あの…古賀君?」
「少しだけ触れてはダメですか?」
「ぇ、と……え、」
「ダメですよ、迷うなんて余計に煽るだけですから」

ガタイの良い古賀君が背後から優しく包み込んでくれば、私なんてすっぽりと収まってしまう。こんな展開聞いてないとか言うべきなのだろうか。それとも誘われた時に少しでも期待したのではないかという邪な心が私を鈍らせる。
しかし、背後から抱きしめられたまま首筋に薄い唇が這わされ、古賀君の右手が腰からお腹へと移った時に我に返った。

「だ、ダメ…!」
「もう遅いです」

古賀君を振り解こうと腕で抵抗を示す。けれど、力では太刀打ちなんて出来やしなかった。背後から抱きすくめられるままに、手が這いずり回り始め、服の下へと侵入した手は脇腹をなぞる。肌と肌が触れ合う感覚なんて久しぶりで思わず息を零した。

「見た時から、素敵だなって思ってたんですよ」

"まさか話しかけられるとは思ってませんでしたけれど"と言葉を続ける古賀君に抵抗する力が奪われていく様であった。服の下へと侵入を許したせいだろう、あっとゆう間にブラのホックは外されてしまいブラが浮き上がった。大きな手で鷲掴みされ、形が変わりそうな程に揉み込まれる。

「ぁ…あっ…ふ、ぁ…ちょ、だめ…」
「あぁ、意外と大きいんですね。病院でみたTシャツ姿からそうかなって想像してましたけれどね」

指で先端を摘まれクリクリと動かされてしまえばなす術なくなってしまう。気持ち良いだなんて言えるわけない。バランスを崩しそうで思わず冷たい窓に手をついた。目の前に広がる青空とは真反対な行為な気がした。こんな昼間なのに何をしようとしているのだろうか。

窓に手をついたままの私の背後から続けられる愛撫に腰を揺らす。歳下の古賀君は時折私に声をかけながら、服を緩めていく。同時に緩められる私の服装に戸惑いを覚えつつ、どこかで期待している部分があった。こんな行為がダメだって分かってる。薬指に光る指輪が示している意味なんて古賀君も分かっているのだろう。窓につく左手は気付くと古賀君大きな手で隠されてしまい、まるで指輪なんてなかったかの様だった。

ストンと床に落とされたガウチョパンツのせいで露わになる下着、上下なんてもちろん揃ってなんていない。お尻側からショーツの上をなぞられ、思わずビクンと身体が跳ねた。

「…なまえさんも期待していたって思うと嬉しいもんですね」
「ぁ…っ、ちが、…」
「それとも最近ご無沙汰でした?」
「っ、!」

背後から首から耳にかけてを舐められ、熱の籠った低い声でそんな事言われてしまえれば反論なんて出来ない。本当この子良い度胸してる…。背後から指を一本入れられて、イイところを探られる。私はイイところを探られない様に腰を動かすのだが、自分に余計刺激を与えてしまう事はこの時は気付かない。

「だめ…っ、古賀くん…っ」
「でもここはもっとって言ってますよ?」

二本に増やされた指はほぐす様に中を愛撫していく。与えられるその刺激に耐えられなくなってきてしまいお尻を突き出してしまう。まるで求めるかの様な動物になったみたいで頭が真っ白になっていく。ガクガクと足が震えていくのを古賀君は許してくれない。片手で腰を支え、ゆっくりと指の出し入れを行う。指の形が分かりそうなゆっくりさはもどかしさばかりが募る。

「古賀君…っ、が、こんなに…意地悪だなんて、知らなかった…っ!」
「オレもなまえさんがこんなにやらしいなんて知りませんでしたよ」
「っ…」

窓に手をつきお尻を突き出したまま、顔だけ振り返って古賀君を睨んだ。けれど細めた目で満足そうに微笑を浮かべた古賀君には敵わなかった。

「あと、ここ好きそうだと思ったんですがちがいますか?」
「っ!あぁ…っ!やぁ…、ぁ、らめぇ…っ」

突然ピンポイントでイイところを断続的に刺激し始める古賀君に嬌声を上げる。自分でも出てしまった声に驚き、窓についていた手で口を抑えた。けれど先程からうって変わった激しい愛撫に身体の中心がこみ上げてくるものがあった。ガクガクと足を震わせせる大腿に、ジワリと下の口から出てくる温い体液が伝う。

「潮…ですかね…。オレ初めて見ましたよ」
「ぁ…、…や…」

上の服を乱し、下半身丸出しな上に軽く愛液塗れの秘部とお尻を突き出したまま私は呆然としてしまう。こんなにも歳下の古賀君にいいようにされてしまうとかどうかしてる。
古賀君も限界はあったらしく、カチャカチャとベルトを外し、チノパンとボクサーパンツを下ろして、私の腰に硬い手を添える。ここまで来ておいて"旦那も居るのにどうしよう"という考え頭によぎる。けれど圧倒的質量に身体の中心を貫かれてしまえばあっという間にそんな考えはどっかにいってしまう。

「ぁ、あぁ…っ!!おく、やぁ…!」
「好きの間違いでしょう?」
「っ!だめ。ッ激しく…っしないでぇ…!も、…イッ…」

背後から腰を持たれ、打ち付けられる音が室内に響く。耳から犯されるかのように全てが私の身体を侵食していく。若いって凄い…とか感心しながら、今日どんな顔して夫と顔を合わせれば良いのかを考える。そんな余計な事を考える度に奥を突かれて嬌声を零した。

「なまえさん、あっちの方向にオレが通う総北高校あるんですよ」
「…へ?」
「…ところで旦那さんが働いてる最中に高校生に犯されるってどういう気分ですか?」
「っ、やめてぇ…ぁ。んッ…」

窓の外は青い空が広がっていて、耳を澄ませば子供の遊ぶ声がする。歪な形で繋がる私達にはそれすら煽る要因となる。この古賀君が高校生?私の驚きも行為の激しさで朦朧としてしまう。だってこんなにも熱くて、太くて、若くて、刺激的なものはないのだから。身体の打ち付ける合う音は途絶える事はない。窓の外が青というならこの部屋はきっと赤だろう。グチュグチュと混ざり合う熱い体液が大腿を伝った。

「ぁ…もう、っ!帰らないとだめだから」
「まさかそんな言葉事止めるなんて思ってませんか?因みにオレのあだ名は体力馬鹿ですから」

逃れるために言った私の言葉に対して直ぐに返答される。ムクムクと硬度を増す結合部を感じ、そして眼鏡をかけ直しながら微笑む古賀君をみて、胸が高鳴るとかもう手遅れなのだと悟った。











(古賀さんは人妻好き予想)