やみつきタイム


それは毎回の事ではなくて、"偶に"の事。だから甘んじて許可をしてしまったのがきっかけで、それ以降靖友は私にソレを要求してくる事になった。

仄暗い室内で、響くのは身体を打ち付け合う音、そして私を中心に言葉にならない吐息交じりの嬌声が入り乱れる。グチュグチュと卑猥な音をたてながら出し入れされるものを身体が悦んでいるのが分かるほどに身体が熱く火照っている。お互いの汗で滑る肌を必死で掴みながら、口までも結合している。
名前を何度も呼ばれるだけで、自分が特別かのように魔法にかけられていく。頭の中までいつの間にか犯されているようだった。ダイレクトに感じる雄を身体が欲しているらしく、自分の意思に反してぎゅうぎゅうと締め付けてしまったようだ。

「…はぁ…っオイッ…もたねェ…」
「ぁ…だって…んっ…もうっ」

キスをしながら顔を歪ませる靖友に愛しさが溢れ出す。靖友は、乱暴な口に隠すかのように実は優しいところがある。
こんな時に思うのはどうかと思うのだけれど、絶対に無理にはしないし、そして当たり前に避妊具はしてくれるし。ただ生理が始まりそうな日の前にしようとした時、その避妊具がなかった時があった。しかし散々盛り上がった熱を冷める為の手段を持ち合わせてなかった私達は"安全日だから大丈夫だよね?"と確認しながら恐る恐る避妊具なしで行為を行ってしまったのだ。そうその時がきっかけだ。

我に返り、ぎゅっとしがみついた私を受け止めた靖友が顔を歪めた。

「なまえ…、っ今日は、中出すからなァ」
「っ、…ん!」

唾液の交換をする唇の間から漏れ出る掠れた声。それと共に熱い奥にグッと太いものが当たる感覚。そしてその宣言を待っていましたとばかりに脳内がパンクしそうになる程に期待が混じる。身体に電流が流れるかの如く快感が駆け抜けた。朦朧とする意識の中でどくどくと波を打つモノを身体の中心で感じ取る。数ミリの隔たりなく出された欲望が私の中を汚した。荒い息はまだまだ整う事なく、口を合わせたままお互いのぬるつく身体を弄り合った。

喉の渇きもあるけれど、水を飲み干す前に行われる事があるのだ。荒北は僅かに萎んできたモノをぬるっと私の秘部からゆっくりと抜いた。薄ぼやけに見える細めの身体が、手元のティッシュ箱に手を伸ばす。半勃ち状態のモノを軽く拭き取った。それが終われば次はコレだ。ティッシュ数枚を手に取る荒北がぐったりとしている私に近づいてくる。

「おら、足開け」
「ん…や、やっぱするの?」
「たりめェだろ」

意地悪く口の端を上げる荒北が白い体液を注ぎ込まれた秘部がよく見えるように…と私の脚を左右に開いた。きっと靖友はこの仄暗さに慣れてしまっているので私の中心がどんな風になってしまっているかなんてすぐに分かってしまうのだろう。グズグズになった秘部をゆっくりと目の前に曝け出した。私の秘部を見てくるチクチクする期待の視線に思わず顔を背ける。

「ほら」
「ぅ…」

靖友は私の秘部から少し下にティッシュを当てる。そう、コレが靖友のお気に入りだ。中に出した自身の精液が私の穴から出てきたところを拭き取るという行為。
正直言って、私は最初にされた時から未だに慣れない。何しろ恥ずかし過ぎるのだ。ほらと促す靖友の意味は、注ぎ込まれた靖友の精液を手を使わずに出せという事だ。少し下腹部に力を込めると、ドプッという空気が混じった水音をたてて液体が排出される。排出され垂れそうになる欲望は靖友が準備していたティッシュに収まった。それはまるでお漏らしでもしたのを処理をしてもらってしまっている感覚に毎回泣きたくなってしまうのだ。

「ぁ…ゃ…、」
「まだ残ってんじゃナァイ?新しいティッシュにしたからヨ」
「ん、…」
「ホラさっきみてェに腹に力入れろって」

下腹部を摩ってくる靖友の骨ばった大きい手。その手のある場所に力を込めると、生ぬるい液体が更に流れ落ち、お尻の穴まで垂れいく感覚に慌てた。

「スゲェ出たなァ…」
「んっ、や、靖友…ふ、拭いてよ」
「あー…やっぱスゲェ興奮するわ」

靖友の精液を垂らしたまま拭くこと許されずに視姦されれば、まるで私がはしたない気がしてきてしまう。中に出したのは靖友なのにまるで私だけが何かを欲してしまったように、白く汚れた処がヒクつき始めるのが分かってしまう。まだまだ熱い衝動を隠そうと脚を閉じようとするのに許される事なく、丹念にティッシュで股を拭かれた。

「もう一回出るんじゃねェ?」
「も、もう…た、ぶん出ないって」

ニヤニヤと見つめてくる靖友にさすがに反論する。なのにもう一度排出しろとばかりに下腹部に手を当てられる。仕方なしに身体の中心に力を入れ自らキツめた。が、精液は私の体内から殆ど出てしまったようで、先程みたいには出てこなかった。

「…っ、やすとも…ぉ…ぁ…ほら、出ないって…」
「しゃーねェなァ…」

そう言いながらティッシュで拭いたばかりの秘部に指を一本差し込んできた。中をかきだすように動かされれば、私の身体は今までの興奮を伝えるかの様に靖友の指を美味しく舐めまわした。
引き出された靖友の指と残っていた精液がティッシュの中に収まった。しかしそれに反して収まらなくなったのは靖友の股間らしく、先程よりも天を向いていた。折角靖友が綺麗に拭いたというのに、再度そこを汚すのには時間はかからなかった。