「で、あのメールの報告相談ってなんだよ」
「あ〜〜、アレね。そう本気で重要な話!私のこれからにかかってるから!」
「だからさっさと言えって」

なまえの作った夕飯を食べ終わって、水を一飲みした後、思い出した事を聞いた。するとなまえの目線が泳ぎ、言葉の間に迷うような空白が生まれ始めた。

「あの、ですね。なんと私最近彼氏が出来たのです」
「ア?」

鈍器で殴られたような気がした。正座で、恥ずかしそうに報告をするなまえ。…まぁそりゃ、こう男女も多少女らしくなりゃ一つの二つそういうモノ好きも出てくるだろう事は分からなくもなかった。でも、あのなまえが?マジか?という気持ちを捨てきれずにいた。

「で、相談というのは…」
「は?」
「えー、と、大変言いにくいんですが……あの直球で言うと、エッチ教えて?」
「ハァァァァ!?」
「ちょ、靖友声うるさい!」
「馬鹿かてめェは!?ンでんな事しねェとなんねーんだヨ!?」
「だって、だって!むこうはカッコ良いし、絶対手馴れてるもん!!わ、私した事ないし、は、初めては痛いって聞くし…私絶対痛いとか止めてとか言って嫌がられそうなんだもん!だから…」

顔を真っ赤にするなまえが自分の鞄を漁る。その手に握られていたのは小ぶりの長方形の箱で"6個入"とご丁寧に書かれている。見た瞬間に何かだなんて分かるに決まっていた。

「バッカじゃねェのォォォ!?恥じらいを知れヨ」
「恥ずかしいに決まってるじゃん!でも靖友しか頼めないの!お願い!これ使って私に教えて…!そしたらすぐ東京帰るから!」
「〜〜〜ってめェ、オレをなんだと…」
「っ、ぅ、だってタケノコ時代女とやっては捨てやっては捨てしてたでしょ!?」
「おめェヤンキーにどんな印象もってんだヨ!?つーか、…っ」
「え、」
「いや何でもねェ」

本気の馬鹿を見た気がする。コンドームの箱をオレに献上するように差し出してくるなまえ。それよりもオレもした事ねェっつーのを言いそびれてしまった。今更言えるわけなくてガシガシと頭を掻き毟る。
目の前では、幼なじみだとはいえ目を潤ませ、いつの間にか育った身体の女がセックスを教えろと懇願してくる。その誘惑に勝てなかったのは童貞だという事にしておきたい。

「っ、協力してやンよ」

コンドームの箱を奪うように言い放つ。するとみるみる笑顔になるなまえを見て、頭が余計に痛くなる。いや、都合よく考えれば、童貞卒業と良い練習だと思えば悪くはない。そう考える事で生まれてくる感情に蓋をしたのだった。









「えーと、お風呂ありがとう」

部屋着を貸すという前もった約束からオレのTシャツと短パンを貸していた。風呂から上がったなまえはダボつくTシャツと膝までの短パンを履いていた。
んだよコレ、なんでこんな雰囲気になってんだ!?バクバクと心臓が煩くて止めたくなる。上気した肌と半乾きの黒い髪、ノーブラなのか二ヶ所ツンとTシャツが張っていた。少しの照れと戸惑いを見せるなまえを目に入れない様にしながら風呂場に向かう。人の使った後の風呂場はやたら空気まで熱されている気がした。悔しくも既に腹につくまでガチガチに硬くなってしまっている逸物に呆れながらもこれからを考えるとおさまりそうがなかった。ひたすら無心に身体を洗う自身が気持ちが悪かった。


「オイ、すんだろ?」
「え、うん…」

先程よりも乾いた黒髪が揺れる。テレビの音がうるさい気がして電源を切る。突如生まれる無言の空間につけておいた方が良かったと後悔をした。
ベットに二人で座る。間は一人座れそうな距離が生々しい。…つーか、どうやって事を始めりゃ良いんだヨ。突然過ぎる卒業の時に、必死にAVの記憶を辿る。

「え、と…ぬ、脱いだ方が良い、の?」
「…イヤ、オレが脱がす」
「うん、」

いつもはペラペラ頼んでもいねェのに喋り出すなまえは居なくなっていた。忙しなく、手先をいじったり、髪をいじったりするなまえ。不安に揺れる目でオレを見つめてくるのはただの女だった。

「…化粧とってもあんま変わんねーな」
「え、なにそれ、ブスって事?」
「ち、ちげェ!あー…悪くねェっつーか」

何言ってんだオレは。我ながら更に小っ恥ずかしくしてしまった事に頭を抱える。雰囲気に酔ったからと言って"可愛い"とかいう安い単語を口に出そうとしていた事実。目を丸くするなまえの顔が直視出来ない。

「おめェもう黙れ」
「わっ…」

肩を押したら、予想外に力を入れ過ぎていたらしく完全に押し倒した形となった。両腕の檻になまえを捕らえる。これ、キスしたって良いっつーことだよな…。震えそうになる腕を必死に力を入れて隠しながら頬をなぞった。

「目ェくれェ瞑れ、分かれヨ」
「え、ぁゴメン…!」

慌ててキュッと目を閉じるなまえの唇に狙いを定めて顔を落とす。なんの味もする訳ねェのに、柔らかな唇は甘い気がした。勃起したモノが触れないように、気を遣いながら、顔に手を添える。何となく舌を入れ、適当に口内を弄った。

「ん…っふぁ、」
「っ、舌くれぇ絡めろヨ」
「わ、…わかってる…っん」

漏れる息がやたらいやらしいのに調子付いて、更にとばかりに舌を追い回した。頭ぶっ飛びそうな所にたどたどしくも舌を絡めてくるなまえに更にテンションが上がる。どちらともない唾液がなまえの口の端から頬に流れる。

「…っはぁ…」
「こんなんでへばってたらダメなんじゃナァイ?」
「ぅ…ぁ、じゃ、もっと頑張る」

真っ赤な顔を隠す事なく見つめてくるなまえに煽られて更に深くを追い求めるかのように歯列をなぞった。本能なのかは分からない。けれど合わさる呼吸に煽られて、Tシャツの裾から手を入れる。ビクッと弾む身体をまさぐり、風呂を入る前から気になっていた頂点へと達する。熱くなった肌はやたら柔らかくてオレの指を食い込ませる。初めての感触に感動しながら、手から溢れそうな胸を夢中になって揉みしだいた。

「…オイ、手挙げろ」
「え、」

Tシャツの裾を引っ張るオレの意図を理解したのかゆっくりと手を挙げるなまえ。Tシャツを脱ぎ去ったそこには二つの大きな膨らみが誘っていた。

「や、やっぱ靖友でも恥ずかしいもんだね…」
「っ、」

照れを隠そうと必死で笑うなまえの両腕によって胸を隠されてしまうも、それによって出来る谷間が余計に煽ってくる。恥ずかしい?こっちだって恥ずかしいっつーのを気付けっていう話だ。知らぬ間に実ったモノに興味が湧いてしまう。誰にも見せた事のないそれを今見ている独占感が支配する。いつの間にか震えそうな手はその気配を微塵と見せなくなっていた。

「ハッ、そんなンじゃこの先ダメに決まってンだろ、手ェどけろ」
「そ、そだよね」

恐る恐る手を退けた所に覗いてくるのは、白い双丘と赤く色付いた先端で、胸を鷲掴みしながらその突起にむしゃぶりついた。脂肪のかたまりのくせにヤラシイのがイケねェ。

「あ、あんまり見ないで…!」
「っ、」
「あぁ…っ!やぁ…、」

今までに聞いた事のないなまえのやらしい声が聞こえる。それに気付いたのはなまえも一緒らしく、両手で口を抑え始めた。その必死さがあまりにいじらしい上に可愛いく思えた。
あー、ったく認めンよ、可愛いっつーことはァ。苛立ちながらも今まで否定しようとしていた気持ちを肯定した。そこからは止まらなかった。ひたすらにどうなまえのやらしい声が聞けるかどうかを考え実行するだけだった。
両手で先端を擦り合わせるように刺激をしたり、交互に舐めてみたり、はたまた強めに吸ってみたり…手で口を抑えている所為で、くぐもった吐息しか出て来なかったが、その頑固さに余計に煽られた。

「ん……やすともぉ…」
「ンだよ、気持ちよくねェのかァ?」
「ぇ…ぁ、そんなことない…けど、は、はずかしい…」

顔を覆うなまえ。その時アホみてェに胸ばかりをいじっていた事に気付いた。そして、履いている短パンに手をかけると少し腰を浮かせてくれるなまえ。レースがあしらわれたエメラルドグリーンの下着が目に入る。ただ単純に、パンツ一つで更に興奮してしまう事に情けなくも期待が高鳴った。下着の上から触るかどうかを躊躇い、とりあえずそのまま下着もずり下げる。透明な糸が秘部と生地を結んだのをみてしまえば、もう勝ちは決まったようなものだった。何の勝負もしていないけれど、強いて言えば自分との戦いだ。

「ぅう……」
「足閉じンなよ」
「だ、だって…」
「そんなんじゃカレシとの本番どうすんだヨ」

自分で言って情けなくなるが、その言葉は効果抜群だったらしい。目を丸くしたなまえがおずおずと足をM字に開く。それもこれもカレシだかの為だと思うと無性に苛立ち始める。が、目の前に広がった未知の世界に興奮するとともに戸惑いが生まれた。
薄い体毛の下、てらてらと濡れ輝くヒダが今や遅しと誘っている。けれど入れるはずの穴が見えない。

「や、やすとも…何か変なの…?」
「アァ!?」
「その、そこの形とか…」
「ぁ、いや…ぁー…調べてやんヨ」

不安に揺れる目を見て、やっと経験者設定であると思い出す。恐る恐る両手の人差し指で濡れるヒダを拡げる。

「すげェ…」
「ん…っ、え…なに…!?」
「あー…、初めてにしちゃ濡れてンなァ」
「っ、ば、バカ…!」

目の前に現れた濡れた赤い入り口がヒクヒクと震えていた。が、マジで小さくねェか?焦る中、とりあえず慣らすんだっけと、様々な資料を頭で開きながら指を挿入した。濡れた肉がオレの指を飲み込んでいく。

「ん…っ、ぁ…や…」

1本だけなのに、充分キツそうなのにコレマジで入るのか?愛液で光る人差し指を見ながら自身との対比をする。とりあえず慣らすしかねぇと結論付けて、内壁を押し広げるように指を動かしていく。クチュクチュと溢れてくる愛液に助けられながら、出来るだけ傷みが少ない様にと指の腹で刺激をする。
あぁ、そういやコレもあった。割れ目の上に主張していたものに気付く。そっと親指を当てただけでなまえが声を上げた。

「好きなのかァ?」
「わ、分かんない…でもそれなんかダメ、へ、変になりそう…」
「そーかヨ」

素直に教えてくれたなまえのおかげで自信が持てた。クリトリスを中と一緒に刺激をしていけば、ガクガクと腰が震え始めていた。オレの唾液で濡れた胸を揺らして身体を仰け反らせる。その弓なりになる身体がヤラシすぎる。堪らなくなり、自分もとばかりに着ていた服を全て脱いだ瞬間だった。

「な、何それ…」
「ア?見りゃわかんだろ」
「だ、だって昔の靖友の靖友ってウインナーくらいだった!」
「ブハッ、いつの話してんだヨ!?アレから10何年たちゃこーなんだヨ」
「え、無理だって、そんなの入らない!入れたら死ぬ!裂ける」
「ア!?入れなきゃセックス出来ねぇだろ!入るもんなんだヨ」

途端青ざめるなまえが後ずさる。マジでここまできてお預けとかこっちが死ねる。そうなり兼ねない雰囲気を前に素早くゴムを装着した。そして逃げ腰のなまえを捕まえる。

「観念しろ」
「ぅ…痛かったら抜いて…、すぐ抜いて…むしろ今日入れなくてもいい…その…ゆびだけでも…」
「チッ、往生際わりいな、そん時はそん時で考えっからァ」

やたら要望が多いなまえの戯言を半分聞き流す。正直な話、そんな事考えてる余裕がないのだ。バクバクと心臓が駆け足になる中、狙いを定める。片手でヒダを割るようにしながら、押し付ける。頭少し入った所でなまえの顔が歪むのを見た。

「いた…ぁ…」
「っつ、キツ…、力入り過ぎだっつーのォ」
「だ、だって」

泣き始めそうになるなまえに罪悪感を持ちながら、己の限界との勝負に入る。処女ななまえを犯していく感覚に、こっちとしちゃ今にも出そうなのだ。ガチガチにかたくなってる力を抜かそうとなまえの好きな突起を押しつぶす。痛みと快感が混じった声と共に緩むそこをグイグイと押し広げる。

「っつ、あと少しなァ」
「ん…ぁあっ、いた!抜いてっ…抜いてぇ!」

痛いのだろう涙を流すところを根元までぶっ刺した。瞬間、オレの限界も迎えた。なまえを抱き締めながら、最奥に流し込んだ。

「っく…」

やっちまった。暫くの後に射精が収まると共に、そっと秘部から抜いた。割れ目からの血液と共にゴムはティッシュへと包まった。

「最初はこんなもんにしといてやらァ」

明日は容赦しねェからと言い放った。ホッと安心しきるなまえと、情けなさに泣きたくなるオレは対照的であった。