朝起きると、長い睫毛で影を落としながら寝るなまえの姿があった。ボーッとした頭で昨日の事を遡ろうとしたのだが、止めておいた。
オレのTシャツのみを着て寝るなまえの顔は穏やかだ。…こいつが彼氏とか、時代も変わったよなァ。けれど昨日の情事を思い出すと悔しさが出てくる。アレだけオレの手で喘いでいたというのに、知らねェ男に渡るという事実がそこにある。役得な部分もあるけれど、それが頭を過ると無性に腹が立ってくる。

白くて、血管が薄っすら浮かぶ胸も部活のせいか腹筋がついた腹もオレしか知らねェっていうのに。
オレの方を向きあどけなく眠るなまえに対する苛立ちと興奮。大きいTシャツの胸元から見えるのは昨日しつこく撫で回した脂肪のかたまりと顔を埋めたくなる谷間であった。ムクムクと身体の中心が朝勃ち含まって熱を帯びる。
"朝から挑発するこいつがわりぃ"
意識は全てはそこだ。寝ているなまえTシャツを捲り上げ、その膨らみに手を伸ばす。まだ硬くなく、寧ろ柔らかい頂点が新鮮で、指で撫で回していると徐々に固くなってくる。昨日を思い出すヤラシイ突起がオレを誘う。そういや、こいつ朝弱ェし、中々起きねェってこいつの親が嘆いていた時あったな。懐かしい思い出も今現在じゃ邪な使われ方だ。

「ん…、」

少しだけ漏れた息を気にせずに、昨夜よりもゆっくり弱く胸を揉みしだく。くそ、やわらけェし、気持ちいい。不思議な手触りが癖になり、執拗に指を食い込ませた。まだひんやりとする身体を勝手にまさぐっていると少しの罪悪感は生まれる。しかし、セックスを指導してくれとの頼みを良いことにこの事象も正当化する。結局のところ己の雄に負けてンだ。
胸に顔を埋め、先端を舌先で舐め回す。硬くなっている突起が唾液でよりやらしさを増す。何の味もしねぇ筈なのにやたら甘く感じるのはオレの味覚がアホになったか、それともオレの頭がイカれたかのどちらかしかないだろう。

舌で舐め回しながら、片手で太ももを撫でる。そしてソッと股の間に手を入れると朝だというのにそこはグッショリと濡れていた。気を良くして脚を開かせようとした時、おぼろげになまえが目を覚ました。

「ん…ぁ…夢…?」
「夢じゃねェよ。ンだよ、エロい夢でも見てたのかァ?びしょ濡れじゃねェか変態」
「え、え!?」

目の間に濡れた手を見せつければ、なまえの顔が朱に染まる。

「っ、…好きな人としてる夢みちゃった…」

恥ずかしそうに言うなまえを無言で仰向けにさせる。
彼氏かヨ。そりゃそうだ好きな奴ならさぞ濡れる事だろう。でも今目の前にいンのはオレだっていう話だ。なまえのあまりにつめてェ一言に血がのぼる。

「言ってくれンじゃねェの」
「へ…?」

Tシャツを捲り上げ、既に固くなっている乳首を昨夜と同じ様に嬲る。驚きながらも嬌声を上げ始めるなまえ。組み敷く身体がもう"更に"を要求している事は荒北にとって分かっていた。昨日の戸惑いどこにやら、スッと秘部へと指を持っていく。
彼氏とやらで濡れた秘部をオレの手で上書きする様に指を差し込む。なまえはすんなり入る事に驚きながらも快感に顔を歪ませていた。

「も、二本入ってっけどォ!?」
「うそ…っん…あぁ…」
「嘘じゃねェヨ、聞こえねェ?このヤラシイ音ォ」

派手に愛液を掻き出すように指を出し入れすると、グチョグチョと水音をたて始める。仰け反りながら快感に溺れるなまえがオレを見つながら口を開く。

「やすとも…っや…ぁ」

っとに、誰がここまでしてんだっつー話。親指でクリトリスを押しつぶしては優しく撫でてを繰り返す。ビクビクする身体を押し付ける様にしながら、汗ばんだ身体をくみ引いた。ベットサイドの箱から取り出す2個目。

「これで2回目のセックスなァ、ちゃんと学べヨ処女チャンヨォ」
「あぁ…っ!ん」

朝っぱらから足を抱えながら挿入した2回目。やはり締め付けはキツイけれど、力が程よく抜けていたおかげか昨日よりはすんなりと奥まで入った。さすがに今回は直ぐに出しはしなそうだ。が、ミチミチと濡れた内壁で締め付けてくるエロい穴と僅かに動く度に声を上げては恥ずかしそうにするなまえの姿に余裕はなかった。
ゆっくりと前後に抜き差しを始めれば、昨日とは違う快感が走る。ビクビクとひくつく身体に戸惑うのか、なまえは自分の口を押さえる。

「声抑えんな」
「だって変な声…だし、恥ずかしい…」
「ったく」
「あ、あと何か…ここ凄く熱くて…ジンジンする」

泳ぐ目線のまま、手のひらで撫でるように示すのはオレの息子が入っているだろう下腹部。生々しい上にヤラシイ真似すんじゃねェヨ。平気かもしれねェけれど、昨日の今日でそれでも手加減してやっていたのにコレはなまえの所為だ。腰をガッチリともち、更に速く律動を始めた。

「あ…や…、ンッ!!まっ、てぇ…」
「ンだよ」
「そんな、うごいたら…だめぇ…っ」

仰け反った胸の膨らみが律動に合わせて上下に揺れる。ダメだダメだと言う割にはやたら顔が蕩けている。そんな顔をして声に出す欲望まみれたままのダメに何の意味も成さない。声を抑えようとしているなまえだが、ピンと綺麗に伸びた足先とピストン運動の間には熱い吐息を吐き出している事実が隠しきれていない。

「オラ、てめェは誰に犯されてよがってるか分かってんのォ!?」
「あ…ぁ…、分かって、るぅ…っん、や、やすとも…にされてる、のぉ…っ」

知らぬ男よりもオレを意識して欲しいとかどうかしている。オレだと分かっている事実に喜びを感じながら、涙を浮かべて腰を振るなまえの奥に2回目の精液を吐き出した。