402号室


※5000hit 独歩でラブホネタ (匿名の方)


あらすじ、彼氏に浮気されてファミレスで水をぶっかけて、涙でぐっしゃぐしゃになった顔で街を彷徨っていたら2年ぶりに元彼に遭遇した。

「・・・はぁ?!名前?!」
「なんですか独歩さん、私がいたらダメなんですか?」

まだちょっと声が震える。泣いてたの、モロ分かりだ。やだなぁ、こんなとこ元彼に見られるなんてついてない。

「ダメ、じゃなくて・・・寧ろ、俺としては嬉しいけど。」
「・・・まだ、私のこと、好き?」
「うっ・・・」

分かりやすく顔を赤くして手で口元を隠す独歩は、目を逸らしバツが悪そうな様子。
そりゃぁそうだよね、そもそも私たちが別れた理由が理由なのだから。
「答えて。」
「それ言ったら名前困るだろ」
「独歩・・・私のこと、まだ好きでいてくれるの?」
「・・・好き。」
「なら今から抱いて?」

私きっとこの時どうかしてたと思う。


懐かしい、あの頃独歩とよく来てたラブホ。大通りから一本裏に入ったところにあるこのラブホ。
しかも402号室。なぜかよく分からないが入るときはこの部屋に通されることが多い。

部屋に入ってすぐベッド端に座ると、彼から上半身をベッドに沈められる。ネクタイを緩める彼に腕を伸ばすと私の胸に顔を埋めて抱きしめられる。必死に、手放さないというように。縋り付くように私を抱きしめる彼は多分2年間ずっと私のことを想い続けていたに違いない。だって、彼はそんなに器用じゃない。
・・・ようするに、私はあの頃まだお子ちゃまで。彼の愛を受け止めきれなかった。とってもごめんなさいなのだけれども、流石に私が女子高生をしていた頃から私のことが好きで、おじさんの俺が君に手を出してもいい成人になるまで待ってたとか言われた時は重いなこの人って思いました。
けれど、少し大人になった今の私なら。彼を受け入れることができる気がする。

「しゃわー・・・浴びたい」
「んー・・・俺も仕事終わりだし浴びたいな 先浴びてくる。」

彼の身体が離れると少し寂しく感じた。もしかして私、重い女になったのかしら。・・・だったらお似合いなのかな。
しばらくぼんやり天井眺めていたけど突入してやるか、と思い私も浴室に向かった。

浴室に入ると彼は身体を洗い流していた。その背中にゆるりと手を回し彼を抱く。気づいていたのか自然に回した手に触れられる。
替わる、と一言シャワーノズルを渡される。彼が濡れた髪をかきあげると普段隠れがちな眼がしっかり見える。やっぱり彼顔立ちいいなぁ。眼の色も綺麗。
バスタブの中に入ると彼は「あ〜生き返る」と、ちょっとおっさん臭く鳴いた。

私もささっとシャワーを浴びてバスタブの中に入る。入浴剤の量をミスったのだろうかかなり泡立ちがいい。ふわふわ。

「あのさ、なんで泣いてたんだ」
「・・・彼氏、いたんだけど。浮気されたの。」
「なんだそれ・・・名前がいるのに浮気とかありえないだろ。」
見るからにイラつく彼の首に腕を回すとすぐに雰囲気が柔らかくなる。
「もーいいの。振ってやったし。」
「そっか・・・」
「・・・」
「・・・」
「なんか言いなよ」

なにか言いたそうにしてるのは分かる。というか、言いたい言葉も分かる。けれど敢えて言わせてやりたい。あー眼が泳いでるなぁ。分かりやすいんだから本当に。
耳介に軽く犬歯を突き立ててやった後に「言って」って囁くと彼が息を呑んだ。

「俺の元に帰ってきてほしい、です。」
「ふぅん?・・・じゃあ、やだって言ったらどうする?」
「孕ませる。このままセックスして孕ませる。」
「目が本気でやばい・・・あはは、ごめん揶揄いすぎた」
「俺は本気なんだが・・・」
「んー・・・てか私戻る気満々だし。じゃなきゃここ来ないし。」




身体が憶えてるんです。どうやって応えればいいか。
沢山沢山貴方に愛されたこの身体は2年経っても憶えていたんです。

(・・・そういえば。あの人とセックスして、一回もイけなかった)

けして激しくはないのに、子宮が突き上げられる度に快楽の波が襲う。彼の身体を抱いて、しがみついて必死に意識を保ってはいたが 3回はイッたし。彼も4回。元気なことでなにより。
ゴムを着ける度に 生でしたりとか、とおねだりされたが丁重にお断り申し上げた。その度に落ち込んではいたが、もう暫くは2人でいたいんだもの、ねぇ?


独歩が射精4回目を迎えると同時に私の意識がどうやら落ちたらしく、いつのまにか眠っていた。太陽の光が入らないこの部屋では今が何時なのか分からない。スマホを確認すると午前7時。結構がっつり寝てたなぁ。
「つーか、重いし・・・」

私の上に覆いかぶさったままの彼を転がし抜け出す。少しだけ唸りはしたが起きる気配はない。まだぼやぼやとした頭でその辺に置いてあったブラウスを回収。シャワーを浴びた。
着替える際に漸く私のブラウスではなく独歩のワイシャツだったということに気づいたが全裸で出てくのも嫌だったのでそれを着た。
「・・・おっきー、ぶっかぶか」

スンスンと匂いを嗅ぐと煙草の匂いが混じる彼の匂い。相変わらずあの銘柄吸ってるんだなぁ。なんて思いながらベッドルームに戻ると目覚めていた彼に見つかる。

「あ、ごめん間違えて持ってきちゃって借りて」「もう1回いいか」

ところでこいつと別れた理由なんですけど、この有り余る性欲だったりします。

「(あぁ、でも私疼いてる。私もシたいだなんて。えっちな子になっちゃった。)」

シンジュクの朝は早い。

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というわけで、独歩でラブホネタでした。
この人本当にラブホ似合うんですよ。ワンナイトキラーからの発展とかするのもアリかなとも思ったのですが元カノと思い出のラブホルートになりました。
ランキング登録時から覗いて頂いているとのことで誠に恐縮です ひぃっ これからもよろしければ覗いて頂けると嬉しいです。リクエストありがとうございました!