「なんでだよ……光が丘の戦いならおれだって見てた、ずっとずっとあのデジモンに会いたいと思ってた、ならおれだって良かったはずだろ?おまえじゃなければならなかった理由なんてないんだ」
「そんなことない」
自分でも驚くほど強い言葉が出た。
勇人の目が大きく見開かれる。
「……なんだって?」
「俺じゃなきゃいけない理由は分からない。だけど、俺だったんだ。選ばれたのは俺だったんだ。他の誰かでもよかったなんて、そんなことは言わせねえ」
「もしも太一さん以外なら、早く解決した問題もあったのかもしれません。だけど、もしも、もしもの話をしていたらきりがないですよ」
「大人になるって、妥協することなのか?おれの人生はここらへんだなって、この程度でしょうがないなって、諦めることなのかよ?」
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