8
かっちゃんに責任を取らせ始めてから約3か月。彼の教えの成果は中間試験の結果に表れた。
「おい瑠奈、今回の結果はどうだった」
「へへ」
「おま、まさか……!」
「平均82点」
「なんだよビビらせやがって……いや、は?」
まさか点数落としたんじゃねーだろうな!? という凄まじい形相で目を吊り上げかけたかっちゃんに今回の点数を告げる。
頭の中が整理されたおかげで元々高得点を維持していた理科は言わずもがな、それ以外の科目で点数の底上げが達成されたのである。
「はちじゅ……平均30点の底上げ、やればできるじゃねーか」
「でしょ」
「最初からやれ」
「一人じゃできなかったよ」
そう、私の頭の中で混ざり合っていた情報を一つ一つこの世界の正誤を教え込んでくれた根気の勝利である。
私がどんなに頓珍漢なことを返しても丁寧に違うと否定して正解を刷り込んでくれた。「アメリカ初代大統領は?」「……ネ、ネテロ会長」「誰だそいつァ!! ジョージ・ワシントンだ」「ん、パリストンみたいな名前の。聞いたことある」というような傍から聞けばわけのわからない回答を根気よくかみ合わせていってくれたのだ。
ちなみに違うということは分かっていて、それでも私の中ですごいトップという印象はハンター協会のネテロ会長なのでその名前が先に浮かんでしまうのだ。ネテロ会長は大統領では無いことは理解出来ている。なので今回の「やればできる」は私というより彼への賛辞である。私は自分だけでは記憶の整理をやりきれなかった。
「かっちゃんのおかげ。ありがとね」
「まだ中間だろォが。この後範囲が広がる期末と本番が控えてンだ、油断してンじゃねーよ」
「最後まで責任もってね」
「……、逃がさねーからな」
この後劇的に成績を伸ばした私は担任からこの調子で行ければ雄英が射程範囲に入っているぞ! と嬉しそうな様子で応援され、無事両親にもその旨が伝わって安心して進路変更を認めてもらうに至った。
そのあと日課の修行の合間にいずくんにも報告をして一緒に頑張ろうと言ってもらえたのでこの後もしっかりかっちゃんにみっちりお世話になり倒した。
また、大層感激した私の両親はかっちゃんに娘を託したと言って爆豪家に挨拶まで赴くことになる。
「おい瑠奈、今回の結果はどうだった」
「へへ」
「おま、まさか……!」
「平均82点」
「なんだよビビらせやがって……いや、は?」
まさか点数落としたんじゃねーだろうな!? という凄まじい形相で目を吊り上げかけたかっちゃんに今回の点数を告げる。
頭の中が整理されたおかげで元々高得点を維持していた理科は言わずもがな、それ以外の科目で点数の底上げが達成されたのである。
「はちじゅ……平均30点の底上げ、やればできるじゃねーか」
「でしょ」
「最初からやれ」
「一人じゃできなかったよ」
そう、私の頭の中で混ざり合っていた情報を一つ一つこの世界の正誤を教え込んでくれた根気の勝利である。
私がどんなに頓珍漢なことを返しても丁寧に違うと否定して正解を刷り込んでくれた。「アメリカ初代大統領は?」「……ネ、ネテロ会長」「誰だそいつァ!! ジョージ・ワシントンだ」「ん、パリストンみたいな名前の。聞いたことある」というような傍から聞けばわけのわからない回答を根気よくかみ合わせていってくれたのだ。
ちなみに違うということは分かっていて、それでも私の中ですごいトップという印象はハンター協会のネテロ会長なのでその名前が先に浮かんでしまうのだ。ネテロ会長は大統領では無いことは理解出来ている。なので今回の「やればできる」は私というより彼への賛辞である。私は自分だけでは記憶の整理をやりきれなかった。
「かっちゃんのおかげ。ありがとね」
「まだ中間だろォが。この後範囲が広がる期末と本番が控えてンだ、油断してンじゃねーよ」
「最後まで責任もってね」
「……、逃がさねーからな」
この後劇的に成績を伸ばした私は担任からこの調子で行ければ雄英が射程範囲に入っているぞ! と嬉しそうな様子で応援され、無事両親にもその旨が伝わって安心して進路変更を認めてもらうに至った。
そのあと日課の修行の合間にいずくんにも報告をして一緒に頑張ろうと言ってもらえたのでこの後もしっかりかっちゃんにみっちりお世話になり倒した。
また、大層感激した私の両親はかっちゃんに娘を託したと言って爆豪家に挨拶まで赴くことになる。