15
「大きい獲物を捕りに遠出するね」
三人そろっての朝食にて、焚火を囲んでいるときに宣言した。何も言わずに出て行っても私の強さを知っているからそう問題にはならないだろうけど、心配はするだろうから遠出する前には周知させている。
「ここ最近、デカい肉食獣も大型草食動物も見かけないもんな!! 瑠奈さん狩りつくしてしまったのか!!?」
「んなわけねーだろデカブツ」
「そうそう。できるけどしないよそんなこと」
「できるのかよ……」
「狩りつくしてはいないけど、私という脅威を知って遠くに移動しちゃったんだよね」
「生態系変えてやがる……」
そりゃいきなりこの土地に圧倒的頂点捕食者が爆誕したら生態系もそれに応じて変わっていくものだ。
「でもリスやらネズミやら小動物はやたら多くないか!? 瑠奈さんもよく囲まれているのを見るが!」
「私一人なら狙うこともあったけど、人間三人を養うのに小動物は獲物になり得ないからね。めっちゃ安全地帯として好かれてるよ」
「海中のコバンザメみてーなモンだな。ていうかネズミ……! 大丈夫なのかよ!?」
「私の”巣”には近づけないようにしてるし、そもそも爪も牙も私には通らないから万が一もないよ〜」
「はっ! だから遠出してまで炭酸カルシウムとってきてたのかよ……」
「そ! 衛生面気になるからね。動物脂肪由来の石鹸のため」
たとえ拠点に入れなくても、私自身にネズミのひっかき傷や咬傷が付かないからと言って、触れたことで細菌は付着する。それを見越して冬になる前に動けるうちに大量にとってきてすり潰し、ほぼすべてを石鹸に変えていたのである。
他に使い道もあったが急を要するのは衛生面だと判断し、千空もそれに無言で同意していた。
そして復活液が完成したことで、今後実験するうえでヒトの血液に触れる機会は増える。さらに生きた人が増えるならトラブルが起きた場合はそこに起因する怪我が。女性が増えるなら月のものが。身体機能のために出血が付いて回ることになる。
だからこそここでまた色々と揃えなくてはならないと判断した。
私自身は具現化系念能力者らしく対処(体内に栓を創る)もできるし、そもそも体脂肪のコントロールができれば生理は止められる。
「ということで、4,5日くらいかな。色々行ってくるよ」
「おー、気をつけろ。ていうかお前がそばにいない俺らに気をつけろって言え」
「私はそばにいないけど気を付けて過ごしてね〜」
三人そろっての朝食にて、焚火を囲んでいるときに宣言した。何も言わずに出て行っても私の強さを知っているからそう問題にはならないだろうけど、心配はするだろうから遠出する前には周知させている。
「ここ最近、デカい肉食獣も大型草食動物も見かけないもんな!! 瑠奈さん狩りつくしてしまったのか!!?」
「んなわけねーだろデカブツ」
「そうそう。できるけどしないよそんなこと」
「できるのかよ……」
「狩りつくしてはいないけど、私という脅威を知って遠くに移動しちゃったんだよね」
「生態系変えてやがる……」
そりゃいきなりこの土地に圧倒的頂点捕食者が爆誕したら生態系もそれに応じて変わっていくものだ。
「でもリスやらネズミやら小動物はやたら多くないか!? 瑠奈さんもよく囲まれているのを見るが!」
「私一人なら狙うこともあったけど、人間三人を養うのに小動物は獲物になり得ないからね。めっちゃ安全地帯として好かれてるよ」
「海中のコバンザメみてーなモンだな。ていうかネズミ……! 大丈夫なのかよ!?」
「私の”巣”には近づけないようにしてるし、そもそも爪も牙も私には通らないから万が一もないよ〜」
「はっ! だから遠出してまで炭酸カルシウムとってきてたのかよ……」
「そ! 衛生面気になるからね。動物脂肪由来の石鹸のため」
たとえ拠点に入れなくても、私自身にネズミのひっかき傷や咬傷が付かないからと言って、触れたことで細菌は付着する。それを見越して冬になる前に動けるうちに大量にとってきてすり潰し、ほぼすべてを石鹸に変えていたのである。
他に使い道もあったが急を要するのは衛生面だと判断し、千空もそれに無言で同意していた。
そして復活液が完成したことで、今後実験するうえでヒトの血液に触れる機会は増える。さらに生きた人が増えるならトラブルが起きた場合はそこに起因する怪我が。女性が増えるなら月のものが。身体機能のために出血が付いて回ることになる。
だからこそここでまた色々と揃えなくてはならないと判断した。
私自身は具現化系念能力者らしく対処(体内に栓を創る)もできるし、そもそも体脂肪のコントロールができれば生理は止められる。
「ということで、4,5日くらいかな。色々行ってくるよ」
「おー、気をつけろ。ていうかお前がそばにいない俺らに気をつけろって言え」
「私はそばにいないけど気を付けて過ごしてね〜」