奥村さん家の妹ちゃん11
『パパ?おかえりなさい』
「お、マイ。まだ起きてたのか」

物音がすると思ってそっと部屋のドアから廊下を見れば、お仕事から帰ってきたらしいパパがいた。
こっちにおいでと両手をひろげるパパのところに行けばぎゅーっと抱きしめられた。

「パパがいなくて寂しかったか?」
『寂しかった!』
「パパも寂しかったぞ」

なんかこの感じひさびさだな。パパの服から少しする煙草の香りや、力一杯抱き締めてくれるこの感じ。2日会わなかっただけなのに、とても長い間会っていなかったかのようだ。

『今日、パパと一緒に寝てもいい?』
「おー、いいぞ。マイが泣かないで待ってたご褒美だ」

くしゃくしゃと髪を撫でられてちょっとむっとしたけど、今回も無事にパパが帰ってきてよかったとわたしは安心した。


心した!


「ほら、マイ。寒くないようにちゃんと布団被れ」
『パパ、布団が重くて寝れないよ』
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