*140字SS集(twitter)
「ドロシーさん!遅くなってすみません!」
『コーディ、大丈夫?すごい息上がってるけど』
「だ、大丈夫…です」
『そんなに急がなくてもよかったのに。無理して仕事を終わらせてきたんでしょう?はい。ゆっくり深呼吸して』
「だって…最低じゃないですか。時間も守れない奴なんて」
『さっきも言ったけど仕事ばっかりはどうしようもないよ』
「あと…」
『あと?』
「少しでもはやく、ドロシーさんに会いたかったので」
『…コーディ。私も同じ気持ちだったって言ったらどうする?』
「ドロシーさん、顔真っ赤ですよ」
『そう言うコーディも真っ赤だけど?』

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「おッ…お嬢!?何を」
「いけませんお嬢!」
「ほら早く持って来て!」
「いやそのあの」
『お嬢!持って来ました』
「…なにそれ」
『お嬢の下着姿を写真に収めるためのマイカメラです』
「ドロシー。今はそんなボケいらないから。それに貴女、いつも見てるでしょ」
『あ、そうでした』

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「ドロシーさん!?え…えぇ!?この子、」
『私とコーディの子に決まってるじゃない』
「えぇぇぇ!?ドロシーさん、すみません!本当にすみませんでした!俺、何も知らずに、」
『ふふ、予想通りの反応をありがとう。コーディ』
「え?」
『訳あって預かってる子なの』
「よ、よかった」

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『悩み、不満…ですか?』
「そう!ドロシーは何も言わないから心配なんだから」
『そんなものないですよ。こうしてお嬢のそばに置いてもらえるだけで幸せなんです』
「貴女、いつもそればっかり」
『あ、でも。希望がありまして』
「なに?」
『私も前線に出てお嬢をお守りしたいです』

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『マルコ、やっぱり行くの?』
「あぁ。お嬢のところに今行ってきたところだ」
『そう』
「っ!?ドロシー?」
『お嬢にあんな顔させたんだから必ず連れて帰ってきなさい。そうじゃなきゃタダじゃおかないから』
「分かった。その代わり」
『お嬢のことは私に任せて』
「頼もしい限りだ」

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「…、はい。もしもし?」
『コーディ、突然ごめんなさい。仕事中だったかしら?』
「仕事中ですけど大丈夫っすよ!チャドさんも今、席外してるので」
『あのね…』
「ドロシーさん?」
『無理なのは分かってるんだけど我儘言ってもいいかな』
「もちろん」
『今すぐ貴方に会いたいです』

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「ドロシー!!」
『へ?コーディ?どうしたの大声だして』
「どうしたもこうしたもありませんよ!ドロシーさんが病院に運ばれたって聞いて、心配で」
『来てくれたんだ』
「はい、」
『コーディ?』
「よかった。貴女が生きていて」
『心配掛けてごめんなさい』
「本当勘弁して下さい」

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「は?ストーカー?」
『そうみたいなのよね』
「ドロシーさんがストーカーされてるってことですよね?」
『もちろん…何よ、コーディ。その顔は』
「あ、いや…すみません。ドロシーさんがストーカーで悩んでいるともちっとも知らなくて」
『うん。誰にも言ってなかったもの。だからね!貴方にお願いがあってここまで来たの』
「警察にまで来るってことはやっぱり深刻な状況な、」
『コーディ、お願い。今日から貴方の家に泊まってもいいかしら?』
「は…はい?」
『ありがとう!コーディならそう言ってくれると思ってたの。これで安心して仕事に行けるわ。それじゃあ、仕事が終わる頃に連絡入れるわね。行ってきまーす』
「え。ちょ、ちょっと待ってください!ドロシーさん!…ってもういない!?」
「コーディ。お前、確実に今夜食われるな」
「はい!?チャドさん、突然何言ってるんすか!?」
「さーて。仕事するか」

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「こんな忙しいときに…はい、もしもし」
『コーディー!!』
「っ、ドロシーさん声大きいです」
『あら。今、お仕事中かしら?』
「えぇ、まぁ」
『やっぱり!そうだと思ったのよ。ねぇ、コーディー』
「はい」
『外を見てくれない?』
「外?…あ、」
『会いたくてここまで来ちゃったわ』

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「あの…ドロシーさん?」
『なに?』
「僕、外で待っててもいいですかね。とんでもなく気まずいんですけど」
『だーめ!』
「そんなぁ…」
『コーディに下着選んでもらうまではダメです』
「えぇ!?なな、なんで僕が」
『だって、コーディの好みの下着が分からないんだもの』

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『コーディ。本当に大丈夫?』
「えへへ、大丈夫ですよ。このくらい平気…って、わぁ!?」
『もう!言ってるそばから』
「買い物の荷物持ちってなんだか彼氏って感じがするのでやってみたかったんです」
『…コーディ。貴方、別の女と付き合ってたらこき使われるわよ』
「大丈夫ですよ」
『?』
「僕の彼女はドロシーさんですから」
『なっ!?私だってそうならないなんてそんな保障どこにも』
「それに僕は、ドロシーさんだからやりたいって思うんです」
『…コーディ、』
「なんですか?」
『よくこんな大通りでそんなこと真顔で言えるわね』
「あ、」

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『お嬢。気にしてはいけません』
「ドリー…そうよね。胸の大きさなんて気にするだけ無駄ね」
『はい。それにお嬢はまだこれからです。まぁ…お嬢がお望みとあらばこの私が』
「ちょっ!?貴女こんなところで何を言うつもり!?」
『え?お望みとあらばお嬢の成長日記をつけますが』

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「そういえば。最近、彼とはどうなの?」
『彼…ですか?』
「チャド警部んとこの彼よ」
『あぁ、コーディのことですか。そういえば最近会えていませんね』
「会えてないって貴女ね。仮にも付き合ってるんでしょう?」
『まぁ…そうなんですけど。どうもタイミングが合わなくて』

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「…チャドさん。おはようございます」
「コーディか。珍しく寝坊でもし、」
『おはようございます。チャド警部』
「…おいおい。こりゃ一体何の冗談だ」
「それがいろいろありまして」
『便利屋さんに手錠を掛けられてしまいました』
「チャドさん、何とかして下さい!」
「俺に言うな」

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『本当しつこいな*。どこまでついてくるつもりなのかしら』
「あ、あの。ドロシーさん…なんでそんなに余裕なんですか。僕、さっきから心臓ばくばくなんすけど」
『マフィアの日常はこんなものよ。コーディ、窓開けるわね』
「は!?ドロシーさん、危ないっすよ!」
『大丈夫、大丈夫。安全運転よろしく』
「銃ってことは…まさか」
『Oui!しつこいからこの辺で大人しくしてもらおうと思うの。安心して、コーディ。こう見えて私、銃の扱いは上手い方なの。タイヤくらい狙うの余裕なんだから』
「それについてはチャドさんからよーく聞いてます」

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『あらまぁ。コーディと手錠で繋がる日がくるなんて想像もしてなかったわ』
「僕もですよ、ドロシーさん。はぁ…鍵は便利屋さんに持っていかれるし」
『チャド警部に怒られちゃうこと間違いなしね』
「笑い事じゃないですよ。どうして貴女はそんなに冷静なんですか」
『貴方が側にいるから、かしらね』

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