*140字SS集(twitter)
「よくこんな高熱なのに軍議に出ようと思ったよねぇ。梨兎って馬鹿なの?」
『まさか紅覇様に最初に気がつかれてしまうとは…最悪です。他の人には全く気づかれなかったのに』
「具合悪くなっても僕に対するその口の悪さは健在なんだねぇ。少しは病人らしくしたら?」
『無理です。嫌です。断固拒否です』

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「二枚目、見てねぇ。あ、僕じゃなくて資料のほうね」
『…ビリッ!(あのチビ、何ふざけたこと言ってんだ)』
「梨兎、資料が破れていますよ」
『そんなことは分かっていますよ、紅明様。あのチビ調子に乗りやがって』
「ねぇ、梨兎。キャラ崩壊しすぎじゃない?」
『余計なお世話です。紅覇様』

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「梨兎が考える軍略って、なんていうかいつも面白味がないよねぇ」
『軍略はいつも最少最低限の被害で済むように考えていますので。面白味とかそんなの全然考えてませんよ。私は軍略に面白味を求める戦闘狂な紅覇様とは違いますので』
「ふーん」
「『(やっぱりこいつとは気が合わないな)』」

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「梨兎がぼーっとしているのも珍しいですね」
『…なんだ。紅明様ですか』
「ひどいですね。人が心配して声を掛けたというのに。何か悩み事ですか?」
『そうですね…もしかしたら悩み事なのかもしれませんね。自分でもまだよくわかっていませんが』
「私でよければ相談に乗りますよ」
『遠慮します』

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『そうですね。私もそろそろ戻る準備を始めないと、』
「では、準備の方は梨兎にお任せしますよ」
『わかりました。あ、そうだ夏黄文さん。さっきジャーファルさんが夏黄文さんと話したいみたいなこと言ってましたよ』
「げっ!?本当ですか」
『はい。まさか貴方また何かやらかしたんじゃないでしょうね』

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『生きてますか紅明様』
「な、なんとか」
『ちゃんと食べないからこうなるんですよ。まったく、』
「あ、あの…梨兎」
『なんですか』
「私を助ける気はないのですか?仮にも皇子なんですが」
『一応助ける気はありますよ。でも、私が紅明様を背負えるわけがないので、とりあえず見守ってあげてます』

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『ぶへっ!?』
「梨兎?どうかされましたか?」
『どうかしましたじゃないですよ!私が隣に座ってるときは勢いよく横を向かないでくださいって何回も言いましたよね紅明様?』
「あ。すみません」
『私の顔に髪をぶつけてそんなに楽しいですか!?あと一回やったらその髪、切り落としますから』

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「梨兎。聞きたいことがあるのですが」
『なんですか紅明様。話なら手短にお願いします』
「私の部下のことなのですが」
『あぁ。あの男女差別の能無し男のことですか』
「やはり原因は梨兎でしたか。一体彼に何をしたんですか」
『女だからと馬鹿にしてきたので心が折れるまで論破して差し上げただけです』

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『おはようございます紅明様。大丈夫ですか…顔色がとってもやばいですよ。まさか寝てないとか言うんじゃないでしょうね』
「…」
『無言は肯定と受け取りますよ。今から始まる軍議の最中に倒れないで下さいよ』
「大丈夫ですよ。慣れてますから、」
『今にも倒れそうな顔で言われても説得力ないですよ』

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『ジャーファル様。今後の予定について確認したいことがあるのですがお時間ありますか?』
「私も確認したいことがあったので丁度よかった。今からでもいいですか?」
『大丈夫ですよ。あの、そちらの方は?』
「我が国の姫君ですよ」
『はじめましてお姫様。こんなに可愛らしい方にお会いできて光栄です』

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『この度、白龍皇子と一緒にシンドリアに行くことになりました』
「…そうですか(うるさい人がいなくなって平和になりますね)」
『紅明様、うるさいのがいなくなって清清するって思いましたよね』
「そ、そんなことは…平和になるなと思っただけで、あ」
『へぇ、私のことをそんな風に思っていたとは』

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『紅明様、悪戯させてください』
「ちょっと待ってください。そこは普通、お菓子じゃないんですか…私、今日のためにお菓子をちゃんと準備したんですけど、」
『ぶっ!!お菓子準備してたんですか。紅明様がお菓子とか似合わない。まぁ、私はお菓子には興味ないので気が済むまで悪戯させて頂きますね?』

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