*140字SS集(twitter)
勇「丁度良いところに。おい、あかり!ハルを見なかったか」
 『はっ!ハルちゃんは本日まだ見ておりません閣下!』
勇「ほぅ、閣下と言われてみるのもなかなかよいものだな。しばらくこの遊びを続けてみるか」
 『畏まりました閣下!』
雅「...あの馬鹿ふたりは何やってんの」
博「さぁね。でも楽しそう!」

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「もしもの話だけどさ。僕がこれを飲めって言ったら、あかりはためらいなく飲める?」
『毒入りですか?』
「当たり前」
『そうですね…ご命令であれば躊躇いなく飲めると思いますよ』
「死ぬって分かってても?」
『はい。雅様のご命令ならば』
「本当馬鹿だよね。あかりってさ」
『すべては雅様の為、ですから』

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勇「御杜、今日こそ俺が貴様を殺してやる」
守「できるものならやってみろ、次男よ」
 『はいはーい、そこまでです!お二人共』
守「使用人如きが邪魔をするな」
勇「そうだ。あかり、貴様は下がっていろ…って、痛っ!」
 『おい、やめろって言ってるのが聞こえないのか馬鹿ども。今すぐ黙らないと呪うぞ』

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守「使用人、六男の弱点は何かないか」
 『使用人じゃなくて"あかり"です守様。いい加減名前覚えてくださいよ』
守「ふむ。ならば、あかり。六男の弱点を教えろ」
 『...教えたいのは山々なのですが』
守「?どうした」
 『雅様の情報を私が誰かに渡した場合、自害しなければならないので遠慮させて頂きますね』

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『喜助さんお誕生日おめでとうございます。遅くなってしまってすみません』
「いえいえ、とんでもない!お祝いしてくれるだけでも嬉しいですぜ」
『私からのプレゼントはね...はるちゃんです。一日デートし放題ですよ喜助さん』
「あかりちゃん。俺、御兄弟の皆様から殺される気しかしないんですが、」

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「ハロウィンだからって浮かれすぎじゃない?」
『仕方ないですよ雅様。ハロウィンですから』
「茂あたりが喜びそうだよね…こういうイベントって」
『喜ぶどころの問題じゃないですよ。茂様の大好物なイベントですよ』
「あかり。あいつらに巻き込まれる前に部屋に戻るよ」
『はい。かしこまりました』

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「(…誰か居るのかと思ったら情報屋とゴミじゃん)」
『雅様、中に入らないのですか?はやくしないと体が冷えてしまいます』
「気が変わった。部屋に戻るよ」
『え?急にどうしたんですか?あんなにコーヒー飲みたがってたのに』
「言ったでしょ。気が変わったんだよ(あれはあかりにはまだはやい)」

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『星が綺麗ですね、雅様』
「そうだね。それに、静かなのはここに来てから初めてな気がする」
『別荘に到着してからいろいろありましたからね』
「…ねぇ、あかり。まだ踊り方覚えてる?」
『踊り方ですか?自信ないですけど一応は』
「それじゃあさ、少し踊ろうよ」
『私でいいのですか?』
「お前がいいの」

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「ハル吉に聞いても予想通りの答えしか返ってこなかったね」
「だから僕はあのゴミに聞いたって無駄だって言ったんだよ」
「あ!あかり」
『雅様に博様。珍しいですね一緒にいるなんて』
「あのさ、あかり!結婚する相手に何を求める?愛情?顔?」
「博。あかりに聞くのはやめた方が」
『金です』
「ほらね」

『結婚するなら、ですか?』
「そうそう!あかりは結婚するなら誰がいい?」
『博様、なかなか公開処刑な質問をしてきますね』
「でへへ。で、誰がいい?」
『そうですね…現在の経済力であれば正様、勇様、進様ですね。銀行頭取に軍人に警官。将来安泰ですよね?』
「あかりに聞いた俺が間違いだったよ」

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「なんで僕がこんな格好…」
『お似合いですよ、雅様。あ!この帽子も被ってみてください』
「ち、ちょっと!?やめ、」
『よし。やっぱり帽子があった方が雅様は可愛らしいです。そうですよね進様?』
「え?あぁ、はい」
『だそうですよ?雅様』
「あかり…あとで覚えてなよ。絶対許さないから」
『ふふ』

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「僕が突然あかりの髪をばっさり切り落としたらどうする?」
『どうする?とは、』
「泣く?それとも怒る?」
『私は特に何にも思いませんよ』
「ふーん。なんで?」
『雅様は意味のないことをわざわざするような人ではないからです。行動するからには何か意味が必ずあるはずです』
「…あかりって馬鹿だね」

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『雅様ー!ここの本は別荘に持って行きますか?』
「何の本?」
『えーっと、完全犯罪シリーズと毒殺シリーズですね』
「それは置いてっていい。あかり、あそこにある洋書は全部持ってくから」
『畏まりました』
「はぁ。勇達は今年もうるさそう」
『賑やかでいいじゃないですか。雅様も楽しそうですしね』

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『そろそろ結婚を考えたらいかがですか?宮ノ杜家当主がいつまでも独身というのも問題ですよ』
「ふーん、結婚ね」
『結婚したくないのですか?』
「相手がその気じゃないみたいだからね。そうでしょ、あかり?」
『雅様、冗談にもほどがあります。使用人なんかと結婚したら新聞のネタにされるだけですよ』

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『あの…雅様?』
「なに」
『ダンスに誘う相手間違えてますよ。私でお誘いの練習されても困るのですが、』
「練習じゃないし。あかりをダンスに誘ってるんだけど」
『嫌がらせですか』
「嫌がらせじゃない」
『ハルさんしか例外は認められていないのですよ』
「それなら僕が命令であかりを例外にしてあげる」

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『ハルさんが幸せそうでよかったです。一時はどうなることかと思いましたが』
「あのまま別れるかと思ったのに、結局最後はくっつくとはね」
『素直じゃないですよね。雅様って』
「うるさい。…ねぇ、ひとつ聞いていい?」
『何でしょう?』
「あかりは今、幸せ?」
『えぇ。怖いくらい幸せですよ』

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『こんな時間まで起きているなんて、千富さんに知られたら怒られますよ?雅様』
「それはあかりも同じでしょ。というか、本当になんでこんな夜遅くに出歩いてるのさ」
『星を見ようと思って』
「星?」
『はい。今日は星がいつもよりも綺麗に見えているので、観察しないのはもったいないと思いまして』

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「お返事は次の機会にお願いしますね!では、今日は失礼します」
『え、あ。ちょっと、』
「あかり。何やってるのさ」
『雅様。どうしてこの様な場所に?』
「別に僕の勝手でしょ。それで、返事って何の話?」
『分かりません。恐らく手紙を読めば分かるかと』
「じゃあ、読まなくていいよ。そのまま捨てて」

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『ハルさん、大丈夫でしょうか?』
「自業自得でしょ。退かないと斬るって言われてるのに退かなかったあのゴミが悪い」
『そうかもしれませんが。ハルさんが退かなかった理由、わかる気がします』
「…あかり」
『はい』
「安心しなよ。僕は今の所は他人を殺すつもりはないから」
『ふふ、少し安心しました』

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『秀男さん。銃を捨てて、手を上げて下さい』
「ちっ。まさかお前までここにくるなんて予定外だぜ」
『私も予想外のことが多すぎて、今にもトリガーを引きそうです』
「お前って、雅様のこととなると本当に目つきが変わるよな。怖いくらいに」
『そうですか?私は当たり前のことをしているだけですよ』

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『雅様、おやすみなさいませ』
「おやすみ」
『…あの雅様?』
「なに」
『手を離しては頂けませんか?これでは動けません』
「動けないようにしてるからこれでいいの」
『…雅様って案外さみしがり屋なんですね』
「違う!!今日はたまたまそういう気分だっただけで、」
『心配しなくても私はここにおります』

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「…はやく受け取りなよ」
『雅様?これは、』
「見て分からないの?僕の部屋の鍵だよ」
『私なんかでよろしいのですか?ハルさんではなく…』
「はぁ?何言ってんのお前。専属にするならお前がいいと思ったから鍵、渡したんだけど」
『ありがとうございます!雅様のために精一杯頑張ります!!』

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「ねぇ、知ってる?」
『何をですか?たえさん』
「勇様とハルがあれなのは知ってるでしょ?」
『えぇ、まぁ。勇様があんな感じですしね。それで何かあったんですか?』
「今、勇様と当主が勝負してるらしいんだけどね。勇様が負けたら、ハルは当主と結婚らしいのよ」
『うわ。ハルさん可哀想』

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「あ、いいところに来た」
『どうかしましたか?雅様』
「あのさ。今から御杜を酒を飲ませて潰すらしいからたくさん酒を持ってきて」
『畏まりました。でも、ほどほどにしてあげてくださいよ。原稿の締切が近いらしいので』
「御杜次第だね」

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「ねぇ。こんな寒い日に何やってんの」
『雅様!見ての通り、枯葉の掃除ですけど』
「お前、あのゴミと同じレベルの馬鹿なわけ?マフラーも手袋も、しかもコートも着ないで外で掃除してるとかそんなに風邪ひきたいわけ?」
『このくらい大』
「大丈夫じゃない!僕のコート、特別に貸してやるから着てなよ」

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「あ、雅!いいところに」
『…』
「あれま?雅ってば無視…あ、あかりちゃん!?」
『茂様。どうかされましたか?』
「いや、ごめんね。雅だと思って声かけちゃったのよ」
『は、はぁ…』
「というか、雅の専属になってからすっかり雅に似てきちゃって」
『そうでしょうか?』
「そうよ!特に髪型とか」

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「あかりちゃん、ちょっと見下して笑ってみてくれないかい?」
『そ、そんなことできませんよ』
「ちょっとだけでいいから!ね?この通りお願い!」
『うぅ。千富さんには内緒にしてくださいよ』
「もちろん!」
『(クスッ)こんな感じでいいですか?』
「ありがとね。やっぱりあかりちゃん、雅と似てるわ」

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