*140字SS集(twitter)
『こんにちはー!』
「小梅ちゃん、いらっしゃい。いつものでいいですか?」
『はい!スイさんは今日もイケメンですね』
「ありがとうございます。でも、つばきくんがヤキモチ妬いちゃうので、」
「今日も来たの?無職な小梅」
『む、無職じゃないよ、つばきくん!今はちゃんと締切までに原稿書き上げてますぅー!』

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『つばきくんは私にセクシーとキュートどっちを求めますか?』
「安定した職」
『え、いや。そうじゃなくてですね』
「今は本が売れてるからいいだろうけど、売れなくなったらどうするのさ」
『つ、つばきくん。話を聞いて下さ、』
「とりあえず今、僕が小梅に求めるのはセクシーでもキュートでもなくて安定した職」

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『うぎぁぁぃぁぁ!つばきくん、勝った!勝ったよ!』
「見ればそのくらい分かるから。静かにしてよ、近所迷惑でしょ」
『だって、最後のあの状況で勝ったんだよ?かっこよすぎて眠れないよ』
「絶対、布団に入ったら3秒で寝る癖に。それより、小梅って野球ファンだったっけ?」
『まだまだ初心者です』

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『つばきくん!おっはよー!!』
「…小梅、朝からうるさい」
『だって今日はつばきくんとケーキ巡りなんだよ!!これがテンション上がらずにいられますか!』
「分かったから耳元で大声出さないで」
『あ、ごめん』
「ちなみに今何時?」
『10時』
「へ?」
『10時』
「もっとはやく起こしてよ馬鹿小梅!!」

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『つばきくん、へるぷ!』
「小梅、下手くそだね」
『そんなこと言ったって…わー!赤ちゃん泣かないで泣き止んでほしいかな。お菓子あげるから!ね?』
「赤ちゃんにそんなこと言ったって分かるわけないでしょ。ほら、」
『つばきくん、抱っこするの上手!』
「このくらいできるでしょ、普通」
『あ、うん』

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「そういえばこの前出した新作読んだよ」
『本当!?つばきくん!どうだった?』
「話全体としては面白かったと思うよ。あと、推理の部分はさすがって感じかな。でも、」
『でも?』
「新作出す度に思ってたんだけど犯人の殺害方法が過激になってるよね。小梅って女の子だよね?どうやってあんなの考えてるの」

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『椿くんの作るお菓子って本当に美味しい!私、太っちゃいそう』
「小梅って面白いくらいばくばく食べるよね。本当に太るんじゃない?」
『もう太ってもいいや。椿くんのお菓子はあったかい気持ちになるから大好き!』
「…ほかの店のお菓子も食べてるんでしょ」
『へ?椿くんのお菓子しか食べてないよ?』

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「そういえば小梅ってヒールの高い靴履かないよね」
『(びくっ!!)そそそ、そんなことないよ椿くん』
「なんでそんなに動揺してるのさ」
『動揺なんてしてないよ!(ヒール履くと椿くんより大きくなるからとか言えないよ)』
「ふーん。あ、そうだ。別に僕は身長とか気にしてないから。性格重視だから」

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「ときかたに聞きたかったことあるんだけど」
「なんですか?つばき君」
「この前、僕のアドレスを登録したときに「作家さん」っていう名前が登録されてるのを見つけたんだけどさ」
「?はい」
「作家さんってまさか小梅じゃないよね?」
「もちろん小梅さんですよ」
「小梅が調子に乗るから名前変更させて」

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「馬鹿は風邪ひかないんじゃなかったの?」
『うぅ。どうやら私は馬鹿じゃなかったみたいです』
「まったく。最近、小梅が珍しく店に来ないなと思って来てみれば風邪ひいて倒れてるし」
『つばきくん、申し訳ない』
「謝るなら締切直前に書き始める癖をどうにかしなよ」
『はい。おっしゃる通りです』

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『それでね!このあと犯人を、ぐわっ!』
「はいはい、小梅。ちょっと黙ろうか」
『ふはひふん、ふふひひ』
「え、なに。もっと欲しいの?」
『ひはふ!ひはふ!』
「しょうがないな。グレ!グレのポッキーももらうよ」
「あ、うん(つばきくんのドSスイッチが完全に入っちゃってるよ)」

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「ねぇ。小梅が食べてるケーキはどんな感じ?」
『ん?ふふーにおひひいお』
「食べながら喋らない。あ、それじゃあ一口ちょうだい。僕のもあげるから」
『やった!はい!つばきくん、あーん』
「うーん。美味しいけど普通かな」
『つばきくん、私にもケーキ頂戴!』
「はいはい。ほら、口開ける」
『あーん』

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「はい。これ、ハロウィン限定のスイーツね」
『おぉ!今年もとっても可愛い。このオバケは大福?』
「よくわかったね、小梅のくせに」
『つばきくん。そんな言い方しなくたって、』
「そういえば次に何書くか決まったの?」
『それがなかなか決まらなくて。あ!パンプキン殺人事件とか面白そう、』
「却下」

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『黄色?』
「似合わない」
『紫!』
「小梅にはまだ早い」
『えー。つばきくんの意地悪!似合ってると思ったんだけどな』
「何か言った?」
『いいえ!何も!というか、つばきくんは何色が私に似合うと思う?』
「そうだな…小梅の髪色にはこの赤色の髪飾りが似合うと思う」
『なるほど。じゃあこれにする!』

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「ねぇ」
『ひぃ!?つばきくん…な、何か御用でしょうか』
「なんで吃ってるの」
『べ、別にそんな吃ってなんか…』
「ふーん。それよりさ小梅。昨日の晩御飯は何食べたか言って」
『ピザ』
「おとといは?」
『ピザ』
「その前」
『ピザ』
「一週間前」
『ピザ』
「小梅、その食生活いい加減直さないと怒るよ?」

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『つばきくん、はやくはやく!』
「どうしてそんなに元気そうな相手にあーんしなきゃダメなのさ」
『私これでも病人!そして、つばきくんの恋人!あーんする理由はこれだけあれば十分だよ』
「…このお粥を小梅の顔面目掛けてぶつけてもいい?」
『ちょっ!?嘘だよ、ね?』
「僕はいつでも本気だけど?」

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「今気がついたんだけど。小梅ちゃんのケータイってつばき君とお揃いだったり?」
『ぐれさん、気がついてくれてありがとうございます!そうなんですよ。色は違うんですけどつばき君とお揃いな、』
「お揃いじゃないから。小梅が勝手にお揃いにしただけでしょ」
『ぐれさん。つばきくんがいじめてきます』

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『寒椿!つばきくん見て見て!寒椿!』
「そんなに何回も言わなくても分かるから。あと、そんなにはしゃいで恥ずかしくないわけ?」
『え。別に?それにしてもこの寒椿、綺麗だね』
「…そうだね」
『つばきくんと同じ色だから好きー!』
「あっそ。小梅、そろそろ帰るよ。みんなが心配する」
『はーい』

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「小梅。何やってるの?」
『ひぃっ!?つばきくん…いきなり後ろから話しかけないでよ。心臓飛び出るかと思った』
「ごめん。そんなに驚かれると思わなくて。それで、何やってたの?」
『本棚の整理してたらこれを見つけて、懐かしんでました』
「ボタン?」
『そう。私がつばきくんから貰ったやつだよ』

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『つばきくん!大福3つお持ち帰りでお願いしまーす』
「あ、うん。今さっき餡蜜食べたばっかりなのによく買って帰ろうと思えるね」
『つばきくんの作るお菓子は世界一だからね。いくらでも食べれる』
「そんなこと言ってもサービスしないから」
『相変わらず冷たいなぁ』
「はやく家に帰れ似非作家小梅」

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『つばきくんが入院!?』
「はい…交通事故にあってしまって。しばらくはお店には来れないんです」
『…スイさん、教えてください。どこにいるんですか?』
「つばきくんがいつも行ってる、」
『違います』
「小梅ちゃん?」
『つばきくんを病院送りにしたやつです!私が仇を!』
「こ、小梅ちゃん落ち着いて」

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「…なに」
『いや。つばきくん、今日もよく食べるなぁと思いましてですね』
「今日も、っていつも馬鹿食いしてるみたいに言わないでくれる?ちなみにいつも馬鹿食いしてるのは小梅の方だと思うけど」
『え。私、馬鹿食いしてないよ?女の子だもん』
「してる」
『む。してない!!』

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「小梅…まさかそれ、全部食べるつもりなの?」
『もちろん!クレープ久しぶりに食べたんだけどね!すごく美味しかった』
「ふーん」
『あれ。もしかして、つばきくん機嫌悪い?』
「悪くない」
『嘘だ』
「本当」
『私がつばきくんが作ったもの以外の物を美味しいって言ったから嫉妬したんでしょ?』
「別に」

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『ん〜!!やっぱりつばきくんの作るスイーツは最高!私、このために生きてる気がする』
「ふーん」
『ん?もしかして、私に褒められて照れてる?照れてるのかいつばきくん』
「馬鹿じゃないの。小梅に褒められたって嬉しくないから」
『お願いつばきくん。真顔で言わないで。精神的ダメージが…』

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