未成年で飲酒に煙草、深夜徘徊で補導は当たり前。だから友達のバイクにノーヘルで乗った私は事故で死んでも仕方なかった。
目の前に泣いてる家族の姿。触れることも話すこともできない。私の存在が彼らの目には写らない。
お母さんが私の名前を呼んでいる。お父さんはもっとちゃんと私と向き合えたらと後悔している。親より先に死ぬ子どもがいるかと泣き叫ぶ両親の姿を見て私は決意した。
もし来世という物が存在するならば、この際やり直しでもなんでも構わない。人生を1からスタートできたら...
私はもっとちゃんと生きたいと...
ごめんなさいと何度も何度も泣き叫んで次第に消えていく自分の姿。きっと私は地獄に落ちるだろう。そう思って目を閉じた。
ふわっと体が浮き暗闇に落ちていく。その中で一筋の光を見つけた。段々近づいてくる光にこの先が地獄なのかと腹を括ったところで...
「おい見ろ母さん!なんて可愛いんだ。天使ヶ原の名に相応しい子だと思わないかい?!」
「まったくその通りだわ!!」
「「生まれてきてくれてありがとう名前!!!!」」
私はもう一度生まれた。
あれから16年。『1日1膳。いや何膳でも。』をモットーに1度死んで生まれた私は天使ヶ原名前として最初の決意通りまっとうな人生を送っていた。
善行を積んで今度こそ親を泣かせない立派な人間になるんだとそんな私のクラスに1人の転校生がやってきた。
「初めまして!!左門召介です。召喚術士やってます!!」
その頃の私にとって善行とは息をするのと同じ様に自然なこと。最初の挨拶以来孤立している彼に声をかけたのも当たり前のことだった。
そして運命の日は訪れる。放課後の屋上に呼び出された私は彼から衝撃の告白を受けることとなる。
「欲を隠した偽善者面は反吐が出るほど嫌いなんだ僕、例えば天使ヶ原さんみたいな。」
完全フリーズな私に畳み掛けるように予想外なことをし続ける彼、左門召介が召喚した悪魔によって私は非日常に足を踏み込んだ。
これは私が地獄に堕ちるまでの物語である!!
左門くんはサモナー。まだ1巻しか読んでないけど面白いですよね。ネビロス様が可愛すぎて辛いです。