溢美溢悪

川西夢



「馬鹿かお前!くの一が顔なんか怪我してどうするんだ!何考えてんだよ!ってゆーか今まで何教わってきたんだよ!そんなことも守れないほど落ちぶれてないだろ!頭ん中空っぽなんじゃないの!?不細工な顔が更に不細工になってるじゃないか!痕残っても知らないからな!自分を粗末に扱う奴なんて大っ嫌いだ!どいつがやった!今からそいつ殴ってくる!」
「ご、ごめん…だってね、知らないやつが左近のこと悪く言ってたからなんか腹立って…だから教えてやったの。左近はいっつもツンケンしてるけど本当は優しくて、ちゃんと相手のこと考えてるし、自分の意見なんかはハッキリ言うし。悪口だって言うけど面と向かって言ってるからある意味正直だし、努力家だし頭いいしかっこいいし、お前なんか左近の足元にも及ばねーよ!って一発殴ってやったら殴り返されちゃった!」



読:いつびいつあく
意:ほめすぎと、けなしすぎ/過度の賛辞と悪口のたとえ


ALICE+