有象無象

五年



「えーっと、これ、五対なんだろね?」
「え?雷蔵数える気?」
「やめとけー頭痛くなる。二十あたりでわけわかんなくなるぞー」
「それハチだけだから」
「なんだよ!じゃあ兵助出来んのか?」
「やるつもりなど毛頭ない」
「お腹すいたぁー早く学園帰ろうよ。あ、兵助今日の晩御飯豆腐出るっておばちゃん言ってたよ?」
「え!そっそれは早く帰らないと!」
「っていうかてめぇら少し黙れよ。あ、雷蔵は違うぞ」
「「「贔屓だ」」」
「当たり前だ」
「もう!やめようよ!っていうかどうするのさ!」
「そりゃもちろん」
「行くに決まってる」
「強行突破だ」
「大丈夫?」
「当たり前」
「三郎が言うならいけんじゃね?」
「…同感」
「あんなの私に言わせれば無能な奴らが集まった塊だ。あいつらに私らの道を塞ぐなんて出来るわけがない」
「それじゃあ行くか」
「うん」
「ああ」
「おっし!」
「やるぞー」
「「「「「散!」」」」」



読:うぞうむぞう
意:数ばかり多くて役に立たない物や人々をさげすむ言葉


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