それはドラマ放送終了後の楽屋でのこと。

「今回の相葉くん、攻めてるね」

「寝てるとこ襲うなんて、やらしー」

「ちょっ、お前、何てこと言うんだよ!!」

「まぁまぁ。愛しさがこみ上げちゃったってことだよね?」

「そうだよ。やっぱり翔ちゃんは分かってくれるなぁ」

「今回の彼女はツンデレって設定だけど、みんなはツンデレな彼女どう?」

「俺はどっちかというと苦手かな。ストレートに伝えてくれた方が嬉しいから」

「おいらも。分かりにくいと、不安になっちゃう」

「俺は大丈夫。言葉に隠された真意を探るのとか好きだからね」

「俺もどちらかと聞かれたら、好きな方かな。俺だけにデレるなんて、超可愛くない?」

「なんか潤くんが言うと、『俺がデレさせるのがたまんない』って聞こえる。笑」

「俺様キャラ発動してる?」

「してるねー。でもそれが好きな女の子は多いと思うよ。」

「ちょっ、お前ら。好き勝手言うなや。笑 で、相葉くんはどうなの?」

「俺はね、今まで苦手な方だったけど、今回変わったかも」

「と言うと?」

「素直に言えないのは、照れ隠しもあるんだなって思ったら、ツンツンした言動も可愛くって仕方なくって」

「あー、それ分かる」

「そういうのを考えると、たまに来るデレにきゅんきゅんするんだよ」

「……ツンデレもいいかも」

「お、リーダーに変化が!!」

「あいならね」

「指名かよ。笑」

「ふふふ。何も良いもの出ないよ?」

「でも、ドラマのあい、ホント可愛かったよ」

 あいの瞳をじっと見つめてそう言うと、恥ずかしそうに目を逸らした。

「お世辞なんていらない」

 言葉は可愛くなくても、染まった頬と少し潤んだ瞳で照れ隠しだって分かるから。


「やっぱりあいは、可愛い」


 呟いてギュッと抱きしめた。

 腕の中でジタバタするのは、照れ隠しと思ってもいいですか。

prev / next
better tomorrow