10(13)周年ありがとう〜!
最初はPCサイトから始まったあもれも今年で13さい・・・
途中サーバー様がお眠りになる事故もありましたがこうして復活もしたことだし、いけるとこまではいこうと思います 需要は我にあり
❀リクエストくださった方々へ
いつか何かの拍子に思い出して、皆さんの目にも留まればいいなと夢見ております
まさかの3年がかりでほんとすみません
実は一つどうしても気になってしまったので下げて一から書き直しました。(リクエストくださったあづま様、もし前作も見てくださっていたらすみません、ありがとうございました!)
最終更新:2020/11/20 終わったんだなも
※三年前に頂戴したリクエストです お待たせしました
※頂いたリク内容をそのまま・もしくは要約して添えています
※ご使用の際の注意は通常と変わりません
request:セット/献身/報われない/フェルセン伯爵
ただ、あなたの髪に触れたいと思った
愛に落ちた獣の証言
来世では一緒に泣けたらいいね
ねえおまえ、しぬまではあいしておくれ
それは成る程煉獄であった
縋りつくならあの首がいい
※死にぞこない視点(笑)(笑)(笑)
ねえあなた、お出口はどちら
すれ違いの指先が頬をかすめるとき
request:セット/世界には絶対善も絶対悪もない
例えばの呼吸
地を這う椿の幸福論
正しい世界であのこが泣いてる
清く正しく不幸であれ
例えば今日僕が死ぬことより、明日きみが笑っているかが気がかりです
地上で踊る鳥は不自由であったか
鏡合わせの正と偽と
そうして繰り返し、誰かにとっての春を殺すのだ
request:一行/二人/死者/イラスト本の題名
隘路にて候
鏡の向こうの誰そ彼
kiss、あるいは窓辺の黙殺
かなしいゆめなら愛せるのになあ
残糸
境界越しにスキして
夕暮れのおしまい
かすめた睫毛のその色が迷子になる前に
request:セット/薄暗い/運命/叶うけど切ない恋
口腔を踊るその名前
かなしい拍手はいらないの
輪郭を無くしたままあなたを知っていたいなあ
ぬるい体温が教えてくれた
上下するまつげがさよならを拒むとき
心臓の恋愛、どうか終わりを告げて
そういうとき、きみはどういう詩を読むんだろうって、そんなことを想うよ
request:セット/ポップ/妄想女子/一人称小説
合図、アイズ、応答せよ、脳髄
毒きのこだってもっとましな繁殖する(はず)(たぶん)(知らんけど)
群青の春はここをキャンプ地とするみたいだよ
視線の余韻で殺してみせてよ
今日の腎臓はいい仕事をする!
きみを見ていたあの夏の、見ていた、夏のあの、きみの
シニカル、リリカル、シリカゲル〜(A型)
じゃあねと笑ってこれにて終演!
request:多行/湿っぽい/幸でも無く不幸でも無い/曖昧
たとえば寒い夜にほんの少しだけこすりあわせたつま先から
ついこぼれてしまうような、そんな花びらを
きみはきっと見ないふりをしながら歩く
泣いてるようだねと、笑いながら
積み重ねた時間が邪魔になるなら
すべて忘れて、裸で眠ろう
そんな出来もしないことを延々と
目をそらさずにきみは、つぶやくんだろう
にごしたままの情ならば
いっそもう抱えて死んでしまえたら
それは素敵なことねと、笑いながら
たとえば寒い夜にほんの少しだけこすりあわせたつま先の
ほんの一呼吸ぶん、生まれた溜息から
ありもしない永遠だって口ずさんで歩いていけるさ
泣いてるようだねとぼくが言う
きみは笑って、見ないふりをして
request:セット/ツン受とスパダリ
大嫌い、うそ、ちょっと嫌い
恋という不条理との向き合い方
サムシング・ブルー・サムシング
ぼくのすべてがきみならよかった
あともう何回さよならを言えるのだろう
愛をする準備中なので
大好き、うそ、ちょっと嫌い
きみの一部になれたらよかった
あなたの幸せにご留意ください
request:一行/大正ロマン/ほのぼの
私の幸せにご留意ください
たとえば去り際の横顔にだって泣いたりしない
天高く恋慕萌ゆりますれば
明日の紅には灯らぬ情よ
棄て殻の灰すらいとおしく感ぜられたのでした
ロマンティック未満
ひとりとひとり、さみしがり
どうかあたくしの手のやわらかなうちにあいしてくださいね
request:セット/感情の探りあい/BL/ビター
砂のお城で踊ろうか
恋煩いの定理
そうしてぼくはくちをひらいて
もうずっと、止めを刺してもらえるのを待っている
処刑場、或いは愛を乞う瞳孔
まほろばの終演
明日もきみにさようならを言いたい
request:セット/人斬りの恋/成長譚/惚気話
ろくでなしの指先
明日この世は終わるけど
地獄で咲いた花はあまい
群れて泣くのは夜の舌
殺意は夢見がち
涙は温い唾液は冷たい
そんな静かな朝のこと
哀れでかわいい恋でした
request:一行/殺伐とした世界
朽ちゆく彼らのマズルカ
ぼくの炎を消してくれ
灰が鳴くのはかなしいか
死体と息するひとりごと
さあもう、どうにでも
上手な未亡人のすゝめ
血塗れの誠実
あなたの海で死ねたなら
request:一行/百合未満/信仰/悪友/儚い
しろい骨の祈りと春の眠りと
柔く、其れ、瞬いて
そんな仄かな淡い恥らい
春の三時は密やかに
蜜事と解剖
わたしの方がずっとあまい
清かな朝のさよなら
お願いボクに困ってよ
request:一行/夢
明日のひとりきり
溶けて混じって私になるのだ
音より透く、恋より近く
ほんの少しだけ、傷つけてみたかった
あなたのひとみの揺らぎについて
泣けない君が泣かない君になるまで、或いはそのすべて
空の花瓶で待ち合わせ
行ったり来たりのまぶたが世界を受け入れる頃
request:多行/悲劇からハッピーエンドにする方法
僕とあなたとじゃ混ざり合えないなんて
わかりあえないままの二人で
それでも共に在ることを選びたがってる
泣きそうだ
あなたと僕とじゃひとつになんてなれない
愛をする一人と一人
わからないまま同じドアをくぐりたい
鍵は見つからないまま
泣いてしまう
見慣れない爪の丸さが傷を生む
形の違う手と手が触れて
溶け合えないまま春になってしまえ
こごえる躰を宥めた冬を
愛したままの二人で
泣いてくれ
違うことを悔やむくらいなら
わかりあえないままの心臓でいい
鼓動の揺らぎが一つあなたを教えてくれる
request:多行/恋人同士の甘い時間
絡んでる前髪が煩わしいのも
すりつけた鼻筋が赤くなるのも
そこにいるのが君だからだよ
ねえかわいいひと、乱暴に口づけて
私だけだって ちゃんと怒ってほしい
君の一歩がわたしの二呼吸分なこと
本当はずっと気づいていたのに
ほんの少しのくすぐったさに笑うだけで口にしなかったのは
君をやさしいひとにしたくなかったから
掴み損ねた指先が冷えていくの、泣きそうよ
3秒で降ってきたあなたのつぶらな心臓があんまり一生懸命すぎるから
ねえ許してあげるの わかってる?
なぐさめてくれるのは私がかわいそうだから?
かわいいからだって ちゃんと言って!
request:一行/ハッピーにハッピーを重ねてハッピーで飾る
ハミングの終わりに
楽園で2番目に美人
おやすみ3秒キスして2秒
夢の中なら愛にも出来る
去り際の瞬きで魔法をかけてよ
きみの窓辺はプリズム
わたしのための林檎が甘い
その海で溺れる為に
request:一行/見えないものが見える寂しさと温かさ
ここがなんだかつめたいです
寂寞の内で生きていく
どこにもいけない私でよければ
思いだしたら微笑んで
彼と選択肢の無い日々
そんな海なら捨てちまえ
扉の向こうで誰かが恋した
誰も彼も見ようともしないので頓にどうにも恐ろしいような、切ないような風に囚われて私は、心許り、そっと傘をずらしてやるのであった
花洩