こ ね た

2018/05/23 18:22

まあ、メイドなので(ヘルシング)
人魚の肉を食べて不老不死まがいの体になってしまった女の子がアーサーに拾われ、ヘルシング家のメイドさんになり、愛した男の生き様を最期まで見守る話(死ネタ)
メイドさん
ヘルシング家のメイド。普通の人間に見えるが、頭をライフルでぶっ飛ばされようと心臓をくり抜かれようと車に轢かれようと死なない不老不死者。なりたくてなったわけではないの自分のこの体質を憎んでいる。織田何某やら信明智ほにゃららとも顔見知りのようなことを時折漏らす。
年の功もあり知識が豊富なため何でもそつなくこなす。なんでそんな事知ってるんですか?と聞かれた時の返答は「まあ、メイドですので」。だいたい誤魔化す。
まだあどけなき少年時代から今までずっとウォルターに好かれている事に気付いているが、この体で人に愛してもらおうとは思えず、自分の本当の気持ちには蓋をしている。

ウォルター・C・ドルネーズ
アーサー、インテグラルの二代に渡りヘルシング家で執事を務めている男性。少年期はメイドさんに素直になれずだいぶツンツンしていたが、大人へと成長するにつれ恋心が芽生えた。青年期からどんどん彼女へ想いをぶつけてきているが、全く響いていないわけではない事を知っている。

インテグラル
メイドさんやウォルターの主人。メイドさんを幼い頃から姉がわりとして慕っている。
ウォルターとの関係に気づいているので時折旦那と一緒にからかったりする。

アーカード
同じ不死者として共感するところもあり、彼女に目をかけているところがある。彼女が処女であることを知っている。

(若ウォルター)
「ドルネーズ!また煙草など吸って、体に悪いでしょう」
「何するんだよ」
「そのように若い頃から吸っていると体に良くありませんよ」
「あんたに心配される謂れはないんだけど」
「ああ、もう!」



(青年ウォルター)
「(黙々ととタバコをふかす)もう俺に煙草を止めるよういわないのか?」
「もう諦めました。何度言ってもあなた私の前で吸うのをやめないのですもの」
「フーッ」
「うっゴホッ、何をするのですドルネーズ!人に煙を吐きかけるなんて…!」
「あんたを抱きたい」
「!?」




(老ウォルター)
「ドルネーズ、あなたまだ私を愛しているの?」
「ええもちろんですとも」
この身は枯れて行こうとも、貴女への思いは若い頃のまま、なんら変わりはありません」
「……物好きな人。お好きになさい」
「はい、好きにします」
Category : その他
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