あいすの勘


(二章 旅立ちより 牢獄から子供を逃がしたところから司令官室に着く迄に発生)

雨「…おい、氷。」

氷「何かしら?」

呆れた様子で問う時雨に、氷が黒い笑顔で返す。

冷「(…氷お姉ちゃんが怖い。)」

冷音は内心、そんな氷に怯えていた。

雨「…司令官室、何処にあるのか解ってるのか?」

氷「さぁ?歩いていれば着くんじゃないかしら。」

じと目のまま聞く時雨に、氷がさらりと返した。

雨「はぁ…(んなことだろうと思ったよ…。)」

溜め息を吐く時雨。

冷「…氷お姉ちゃん…、今まで自信満々に歩いていたのは…?」

冷音が心配気に疑問符を浮かべる。

氷「勘ね。」

きっぱりと言う氷。

冷「…(勘…。)」

冷音は少し、行く先が心配になった。

氷「ほら、行きましょう?犯人が逃げてしまうわ。」

すたすたと行ってしまう氷。

雨+冷「「…はぁ…。」」

男子勢二人は、呆れ気味に、氷を追った。





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