万事屋を出て行ってから、バイトに明け暮れる日々を送っていた。寝て起きてバイトに行って、帰ってきてご飯を食べてすぐ寝る。毎日同じことの繰り返しだった。
1人になった事で、気は楽ではあったがそれ以上に寂しさが押し寄せてきた。友達もいない家族もいない、話すのはバイト先のお客さんだけ。なんともつまらない毎日を送っている。1人になって改めて、いかに万事屋が賑やかで楽しかったかが分かる。自分から手放した日常をいまさら欲しがっても戻ってはこない。


そうして翌る日も翌る日も、バイト三昧の日常を過ごしていたある日。



「銀さん……」

「よう、おばちゃん、いつもの頼むわ」


定食屋のバイト中に銀さんがやってきた。銀さんは店の奥にいた私とは目を合わさず、近くのカウンター席に座った。




5. 万事屋を出て行ってから結局万事屋に顔も出さず、バイトに明け暮れていた。ある日、銀さんが定食屋に食べに来る。主人公を見て、元気そうだな、と声をかける。しかし、あまり食欲が湧かず、バイトも詰め込んでいたのでトリップしてきた時よりかなり体重が減っていた。万事屋を出てから毎夜孤独感に苛まれていて、久しぶりに銀さんに会ったことで感情が溢れて涙が出てしまう。それを見た銀さんは、万事屋帰んぞ、と主人公に声を言い、連れ出す。(女将さんには、体調悪いみたいで連れて帰るわ、と伝える。コンビニバイト先にも銀時が電話する。)銀さんのスクーターに乗り万事屋に向かう。道中、神楽が「主人公が私らのこと嫌になって出て行ったのかも」とショック受けてたぞ、と言われ、「嫌いなわけないです!神楽ちゃんのこと歳の離れた妹みたいで可愛くて大好きです!でも、いつまでも迷惑かけられない」と返事。銀さんから思ってること我慢せずに言えよと言われて、泣きながら万事屋みんなと一緒にいたいと伝える。万事屋に着き、神楽と新八にも謝り、実は元の世界に戻りたくないこと、戻らせようとするので迷惑に思われていたんじゃないかということを伝えて和解する。今までしんどかったのは、我慢して自分の気持ちを伝えていなかったからだと理解する。




さよなら日常



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