『日々のワルツ』


濃紺の闇が辺りを食らう頃

ちびちびとすする

ウオッカストレート

この無色透明な液体に

飲まれながら

五感の全てが奏でる

闇とのワルツ



無くす物などないと

思っているはずなのに

陽の当たる場所が

絶えず私を苦しめる



闇は優しい

私の全てを受け入れる

悲しい夜明けまで

一瞬の逢瀬に

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