『空白』

現実逃避の散歩路

どぶ川沿いの勾配に

一瞬の生がみなぎる



開けた視界には

汚れた池に鴨の群

餌を求めて漂う

その水のゆらめき


私は今日もさまよう

果てを探すでもなく

問いかけるでもなく

ただ 空白のままに

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