『アンインストール』


眠りの中に逃げ込んでも
やがて覚醒し現実に引き戻される
埃の中で舞う怠惰と共に

走る事が出来ない
足枷の重圧は強固過ぎ
私はここにとどまるしかなかった

消えない過去はつきまとい
消えたい現実は目の前に
見えない未来は薄靄の中

仮面で覆い隠した秘密は
いずれ切り裂かれ露呈するだろう
そこにどんな顔があろう

逃れられない
消しゴムはない
弾け飛んでしまう

誰のせいではなくとも
悪者と犠牲者はいつも必要であり
それが普通だとのさばっていた

私の中にある偽善は
淘汰され粉末となり
宙をさまよいやがては彼方に

どこに楽園はあるのか
どこに安堵はあるのか
どこに逃避はあるのか

知らない
見えない
何もかも

私の前で苛ついているのは誰ですか
裁かれる事に怯えた顔は
こわばり塊となって消去された

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