『遠く遠くあまりにも遠くキミは』

水中のプラネタリウム
沫が時々光となる
その深いところに
キミはすまして座っている


言の葉は届かず
光の輪に包まれ
ぶくぶくぶくと
音もたてず消える

嗚呼キミに問いたいことが
溢れ出して
オボレル

キミがキミじゃないと
気づいた時に
もう逝なくなっていた


水中のプラネタリウム
水の檻にいるあたし

そう
それは何処にもいけない


あたしの泪が
星くずとなりて消えた

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