幼子は幾度も幾度も ごめんなさいと言い 泣き続けたが しばらくすると コロコロと笑っている 私の怒りだけが 沈殿してゆき 醜い脂肪と化す ここの脂肪は怒りの塊 ここの脂肪は嘆きの塊 削ぎ落とす術はない 重い身体の奥に在る 血にまみれた精神は 日々どす黒さを増してゆく 救いのない狭い世界の片隅の 何処に居場所があるであろう 身体が重くて立ち上がることも出来ず 血眼で凝視する世界は 色もなく音もなく朽ち果てていた
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