『影』



哀しみよ
君は
何処からやって来て
何処へ向かうのか


ふと
気付くと
私と背中合わせで
君は
そこに居た

見えない重圧と共に
もたれかかったまま
張り付いて離れず
私の心に風穴を開けた

強過ぎる風は
生暖かく
滲む汗に流されゆく希望

哀しみよ
哀しみよ

私を束縛しないでくれないか


君の想いには
応えられそうにない


往くべき場所へと
そろそろ
向かってはくれないか


さようならと、微笑んで






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