『無常』


過ぎ去りし日の苦悩は時を越え

今なお私を形成してゆく



人の心はうつろいやすく

雲をつかむ事ができないように

とらえどころないまま形を変える



空の青さに救われる事もなく

私はただ闇に焦がれ続けた



逃れたいのに動く事もできず

ただ子供のように泣くばかり



ああ

時は私をどこへ運ぶのだろう



願わくば

光に包まれ、やがては無となる場所へ

誘わん事を・・・

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