3




「ファントム、よろしいですか?」



ペタは帽子を取って、ファントムの部屋の前に立った。



「あぁ、ペタ。入って」



いつもと違う調子のファントムの声に従い、それでも躊躇わずに中に入る。



「____……機嫌がよろしいですね」



不思議そうに呟いたペタを横目に、ファントムは「あぁ」と、楽しそうに微笑う。



「新しいおもちゃを見つけたんだ」



そう言って、ペタの髪の毛を一房手に取り、小さく口付ける。

ペタは少し黙ってから、何の感情も込めない声で告げた。



「____…ほどほどにして下さいね」







【END】

- 9 -

*前次#


ページ:



ALICE+