クイーン・マーチ
頭脳が化け物並みに卓越した超絶美少女が偶然、将棋に触れたことで史上最年少で初の女性棋士が誕生したり、歴史が次々と塗り替えられていく話。
イントロ
主人公の少女ユリはイギリス生まれ。8歳のとき両親は交通事故に巻き込まれて逝去。5つ離れた兄がいたが、妹以上に天才であり、この時代ではまだ未発達だったAIを発明し続け、パトロンでもある発明家に引き取られていたので、実質ハルは孤児となってしまった。そこへ遠縁の島田夫妻から声がかかり、夫妻の住む日本へ移住した。
小学4年の夏、義母の雪子と共に行ったスーパーで子供将棋教室という催しが開かれていた。雪子が買い物を済ませるためユリは待っている間、指導教室に参加してみた。そこで初めて指導をしてもらいルールを知る。覚えが早く、筋が良いと評価されたユリは夏休みに将棋の大きな大会に参加してみることに。これは歴史に名を残したユリの伝説の始まりに過ぎなかった
ユリ
主人公。イギリス生まれ、8歳で日本に移住。日本語以外にも英語、フランス語、スペイン語、中国語など10か国語が話せる。
頭脳明晰、運動神経も常人離れしている。兄に護身術を提案されてから、幼少期から空手とテコンドーを習い、小学校高学年の頃には師範代並みになっていたが、大会には出ていない。
兄の影響で他にも音楽、ダンス、馬術、射撃など幅広い特技を持ち、どれもがプロ並みの技術。
天才すぎる才能から、イギリスに住んでいた頃は兄と同じく学校には通わず、家庭教師によるマンツーマン指導しか受けたことがなかったため年頃の近い友人と遊んだことがなく、本人は心寂しい想いをしていた。
日本に移住してから普通の子と同じく学校に通い、クラスメイトと公園で遊んだり、クラブ活動をしたりと子供らしい生活を味わっている。学校の友達と一緒にいるときは年相応な女の子だが、中学生まで将棋の世界の棋士や年上相手だと緊張する癖がある。
精巧なAIソフトを簡単に生成し、自身の将棋の研究に使用。
気になる人の前だと上手に喋れない。
ヨシキ
明朗快活で一般常識は弁えているが、幼少期から我が儘で調子に乗りやすい性格。努力家かつ人情家で、良くも悪くも裏表がなく感受性が強い。悪ぶったり、厳しいものの言いようをしながらも他人の世話を焼く傾向が見られる。
ユリが好き故に対等でいたいと強く思い、将棋ではいつか絶対に勝つと豪語している。しかしツンデレ過ぎてユリには意地悪な言動をしてしまいがち。
ヒロト
ユリより六歳上の兄弟子。個性的な弟妹弟子とは違い、繊細かつシニカルな人物。騒ぎの中心になりやすい弟弟子たちの面倒も見る苦労人。温和な人柄ゆえに、ユリからは実の兄ように慕われる。表面上は仲が良いが、内心ではユリの非凡な才能と自身を比較し苦悩している。
快修
七段のプロ棋士。高嶺門下の師匠。ユリの義父。弟子の面倒見がよく、大変慕われている。将棋の神童ゆえに世間から注目を浴びるユリを保護者兼師匠として、将棋に集中できるよう配慮する。
雪子
ユリの義母。ユリとは遠縁にあたる。子供の出来ない身体で、40を過ぎても母親になる夢は諦められず、孤児へとなりそうだったユリを引き取る。常にユリを第一に考えている。上品で心優しい、家庭的で愛情深く、料理上手。
タクミ
ユリの初恋の人。頭の中は常に将棋。子供時代はハルに一度勝ったが、自分の上をいくユリを同い年の将棋指しとして強く意識し、追いつけるよう努力を怠らない。寡黙、年齢以上に落ち着いている。
テツミ
ユリの8歳上の兄。妹より天才。チェスでは負けなし。AIの研究・開発を担い、現在アメリカでは会社を立ち上げ、いずれ世界中の誰もが知る巨大テクノロジー企業となる予定。ユリを溺愛している。