プール03
「あ、これいいかも」
「うーん、こっちかあれか…悩むわねー」
ショッピングモールにて、蘭と園子がそれぞれの水着を選んでいる。
それを少し離れたところから見守っているコナンは半ば疲れた目で見ていた。
(ったく、なんでオレ等まで…)
女子の買い物は時間がかかるとは言うが、彼女たちも例外ではないようだ。
(しかも…安室さんまで連れてこられてるし)
ポアロのシフトが午前中までだった彼もコナンと同じく、女子たちの買い物に付き合わされることになった。
しかしユリ専属のという言葉がついた方が正しいようだが。
「…ん」
「え?えっと…いいんじゃないでしょうか、ユリさんなら何でも似合いますよ」
蘭たちとは少し離れたところでユリも自分の水着を選んでいる。
目星のついたものをグイッと安室の目の前に差し出しては彼の反応を待っていた。
安室自身もまさかこのような状況に自分が置かれるとは思わず、彼にしては珍しく動揺を隠せないようだ。
それは勿論、女性の水着を間近で見せられるということもあったが、何より自分が好意を寄せている相手にどんな水着がいいか迫られることの方が問題だった。