君は僕のもの


「○○ちゃーん」


『どうしたの?』


「今度サッカーの試合があるから、見に来てほしいなーって」


『ん?もちろん行くよ?』


「えっ、まじで?!」


「まじだよ、大輔君」


「げっ、タケル…」


「酷いなーげっ、だなんて、僕が来ちゃ都合悪いみたい」


「いいいや、別に!」


「下心がみえみえだよ」


「なっ!」


「○○ちゃんは僕のなんだから」


『た、タケル君…』


せめて彼女って、
言ってほしいな…とか


「さ、○○ちゃん帰ろう」


『あっ、うん』


*――*――*


「もう、思わせ振りなことはしちゃダメだよ」


『はぁい』






「○○ちゃん、大好きだよ」


顔が熱くなるのを感じた


『あっ、あの…』


「○○ちゃんも、僕のこと…好きだよね?」


『うっ、うん、好きだよ…タケル君の、こと』


「ありがとね」


不意にキスをされた


『帰り道…は』


「後ろ見て」


『あっ、大輔君』


「たたたタケルの、バカー!」



君 は 僕 の も の


*10.08.31*


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