神奈木諒


名前:神奈木 諒(かんなぎ りょう)
年齢:20代前半
身長:185cm
好きなもの:平穏
嫌いなもの:クソガキ、料理を残す奴

レストラン「カーニバル」を経営している料理人。厨房に他人がいると料理に集中出来ないから、と人を雇うこともなく、一人で切り盛りしている。
店はひっそりとした裏通りにあるものの料理はとても美味しいと評判で、知る人ぞ知る店として口コミや噂で広まっている。本人の温和な笑顔と人当たりの良さも相まってリピーターも多い。
ちなみに近隣の街では「深夜のとある裏通りに幽霊のレストランが出没し、そこに入ってしまうと自分が料理される」という都市伝説がまことしやかに囁かれているが、この元ネタも彼のレストランだと思われる。



…というのが表の顔。
実際にレストラン「カーニバル」を経営しているが、諒は客に依頼されたものを"何でも"料理する料理人である。その材料になるものは、普通の食材から所謂ゲテモノと呼ばれるもの、果ては人間まで。ある種のプライドなのか、依頼されたものは必ず美味しく料理することを信条とし、仕事であれば手抜きはしない。裏の営業は通常の営業時間の後から数時間のみ行っている。
本人の性格も温和とは言い難く、普通の(彼の裏の顔を知らない)客に向けているのは完全な営業スマイル。彼の本性を知っている"裏"の客の前では素の表情、性格で接する。厨房に誰も入れたがらないのは、集中できないのもあるが「自分の領域に他人を侵されたくないから」が大きな理由。
言うまでもなく、先述の都市伝説は過去に起こった事実である。

レストランを開く前は某所にあったとある豪邸で、使用人として働いていたらしい。


関係性:
・安西ひかる
孤児だった諒を買い、使用人として雇った。徐々に狂っていくひかるを止めようとも、寄り添おうともせずに不干渉を貫いたことが彼女が死を選んだ一因なのではないかと思っている。

・神奈木隼人
諒の義理の親であり、料理の術を教え込んだ張本人。隼人が生きていた頃は「隼人さん」と呼んでとても慕っていたし、今でも恩を感じている。

・錦香乃子
レストランの常連。お嬢様(ひかる)の友人でたまに安西家に訪れていたため、もともと顔見知りだった。諒の平穏を崩す人の一人なので、あまり好ましくない。

・神奈木頼人
孤児だった諒をひかるに売った。一応(血は繋がってはいないが)叔父と甥という関係だが、仲はあまりよろしくない。諒の方が年下だが、「頼人」と呼び捨てで呼んでいる。


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