Apathy


afterwriting

それがきっと未来になる/Harry Potter/Sirius

これはね自分で言うのもなんですがズルい作品ですよ。
二次創作のズルいとこを全部煮詰めたかのような。

HP親世代が好きな人って、今の時代どれだけいるのかわかりませんが、ある程度共通した思いがあると思ってます。 それは、彼らの未来を知っているということ、そしてそれを知った上で、儚い彼らを好きだということ。
私はシリウス最推しですけど、原作でシリウスが亡くなってしまった時は、悲しいと同時に、少し『やっぱりね』と思ったことを覚えています。
親世代、すごく愛おしいけれど、やっぱり彼らは主役じゃないんです。本当の主役であるハリーたちにバトンを渡すことが、親世代の持っている役割なのだと思います。
親世代好きは、ほとんどの人が、このやりきれない切なさ込み込みで、好きで居続けてるんじゃないかと思うのですよ。

そこで、今回の話『それがきっと〜』ですが。
親世代好きのみなさんのそういう思いありきで書いたものです。
HP親世代なんて知らないor大して思い入れがない人が見れば、こんなんただ未来への薄っぺらい妄想を並べ立てているだけの面白くも何ともないしかもやたら短い駄文ですよ(ぼろくそ)

でもそこに、儚い、切ない、親世代を好きな人たちの思いが乗ってきた時、あれは初めて意味を持つのです。
あそこに書いてある妄想は、どれも叶わないことを我々は知っています。
だからこそ、尊くて、悲しくて、愛しくて、苦しいのですよね。
もし、あのお話を読んで、少しでもいいなと思ってくれたのだとしたら、
それはあの文章が良いものだからではなく、あなたの心の中にある、親世代をへの思いが、素敵なものだからなのだと思います。
しんみり。みなさんが持っている素敵な思いを見つめ返すお手伝いができたらいいな、なんて思っているのです。