April mist.
NOTE

▽2020/11/07(Sat)
夜の男子寮(荒北)
「そういえば今日、マネージャーが告白されていたのを見たぞ」
突然、東堂が爆弾を落とした。
「・・・はァ!?」
「なんだ、付き合っているのに知らなかったのか?」
「ひとッことも聞いてねェヨ!」
そうか、とヤツはあっさりうなずく。
「オレもたまたま見かけただけで、直接報告されたワケではないが。ちゃんと断っていたぞ」
「・・・あっそ」
いやあっそじゃねェだろオレェ!つかアイツさっきまで一緒にいたくせになんで言わねェんだよ・・・!
「つまらんなーそれだけか?」
「つまらんじゃねえンだよ、オレの反応見て遊ぶなバァカ」
「まあまあいいではないか。この中で彼女持ちなのは不本意だが荒北だけだからな。からかったっていいだろ」
「よくねェよ!」
つか相手誰だよ言えコラカチューシャ、と胸ぐらをつかんで凄む。
「離せ荒北、服が伸びるではないか!」
「んじゃさっさと言えよ」
「言わん。揉め事になるのが手に取るように分かるからな」
まあまあ靖友、と新開が口を挟んだ。チッと舌うちをして手を離す。
「ッたく、言えってのアイツも!」
「だけどさ、おめさんたちが付き合うって聞いた時はびっくりしたよ。なあ尽八」
「まったく、こんなガサツな男のどこがいいのかオレにはさっぱり分からんな」
襟元を正しながら東堂は憎まれ口を叩く。
「るッせえんだよ東堂ォ」
「どう見てもオレのがイケてるというのに。フクだってそう思うだろ?」
「くだらねー話をフクチャンに振るなっての。デコっぱちははすっこんでろ」
「デコっぱちではないな!」
すると「荒北」とフクチャンが言った。
「マネージャーを幸せにしてやれ」
「・・・ッ!」
ヒュウ、と新開が言った。ヒュウじゃねェんだヨ、つか首元まで熱いとかどうなってやがんだ・・・!
「だってよ、靖友」
「わァッてるよ!いきなり真面目な顔して言わないでくんなァい!?」


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