karamiori

×××どうしよう


金曜の講義終わりに始まったらサークルの飲み会。
慣れないお酒だが、先輩から飲めと言われると断りきれないのも問題だと思う。
青リンゴのソーダ割りは美味しかった。でもその後のお酒の味はあんまり覚えてない。

宮くんとは電車が逆。彼もかなり飲まされていたみたいで……先輩に連れられて終電に乗っていた。

ふらふらとしながらも最寄り駅の名前を聞けば反射的に足はホームへと進んでいく。
慣れた足取りで近所の公園までついたところで一休み。
この辺りの区画には人ならざるものがいくらか住んでいるのもあり、偽装を解いて、ベンチに腰掛けて空を見つめていた……所までしか記憶はない。



こわい。こわい。
目が覚めた後のことは思い出したくない。
知らない人に犯されていて……でも空腹状態の身体は嬉しくて……何度も何度も子宮に注がれていて、赤ちゃん出来たらどうしよう……。

こわいよ。
宮くん……宮くんたすけて……


(2018/10/06/コメントBACK)
とある弓士のお話