ツアボ【無】:琥珀に閉じ込められていた、体長4m程、両腕がはち切れんばかりの筋肉で巨大化、鬣は血が染み込んだような赤黒く、四足と二足歩行を使い分ける獣型モンスター。
非常に凶暴で、琥珀の大地にいた先住民を食いつくしたと噂される。
胸の中心にある筋肉の隙間を貫くと血を噴き出して倒れる。【1体】

狂乱鹿【無】:琥珀に閉じ込められていた、体長3m程の灰色の毛皮に紅い瞳のヘラジカ。
異常に発達した首と鋏のように開閉する角を持つ。
他のモンスターと出会うと自ら狂乱状態になり、角で挟み込み相手が真っ二つになるか、動かなくなるまで地面に叩きつける。【2〜3体】

ブラックスター【毒】:体長1.2m程の、黒い身体に星のように輝く琥珀の塊を着ける蜘蛛型モンスター。
集団で穴の中に潜み、不用意に近付いたモンスターに次々と噛み付いて穴に帰っていく。
1匹だけに噛まれても軽い興奮、体液の分泌促進、体温保持の効果しかないが、2匹以上に噛み付かれると高熱、眼球、耳から出血、呼吸困難に陥る。
倒して直ぐに血清を作れば治る。【4〜8体】

キングスコーピオン・オリジン【土】:琥珀に閉じ込められていた蠍。
体長11m、真っ黒に輝くダイヤのような甲殻、巨大な身体を支える力強い筋肉を備えた脚、体長の半分近い大きさの重厚な鋏、巨大な身体を宙吊りにし、押さえ付けた相手に麻痺毒の針を釘打ち機のように何発も打ち込む尻尾を持つ、しかし、見た目に反して子育て中に縄張りに入らない限り、攻撃はしてこない。
縄張りが近いと鼻をツン、とさせる刺激臭がする。
蝎型モンスターの原初の姿と言われている。【1体】

アンバーイーター【土】:琥珀の中に入っているモンスターを琥珀と共に噛み砕き、食べてしまう強力な顎と歯を持った、体長5m程の蟲系モンスター。
大地を噛み砕きながら高速で進んで行く。
柔らかい皮膚には体液と混ざり硬質化した琥珀が張り付いている。【1体】

ギガボア【土】:体長6mもある、赤錆色の毛皮を持つ、猪型モンスター。
口から2本の牙を生やし、硬い骨と筋肉により突進攻撃を行い、動く物を潰して食べてしまう。
穴を掘るのも得意で、住み処の近くは穴だらけになることが多い。
群れは作らず、子育ては雄が行う。【1体】

琥珀大海星【水】:体長3mはある、琥珀を食べるヒトデ型モンスター。
身体全体に棘が生えており、棘に触れると目眩と吐き気を引き起こす。棘は貫通力が高く、横からの衝撃に折れやすい。【3〜5体】

大ヤマイモリ貝【水】:体長1.5cm程の、重さ200kg近い巻き貝。
歯舌歯と呼ばれる器官の長さは6〜7mにも伸び、範囲内に入ってきたモンスターに容赦なく毒針を突き刺す。
毒針に刺されると身体がじわじわと麻痺して行き、動けなくなる。
琥珀と体液が混ざった貝殻は硬く、動きは鈍く、音を立てず、気配も感じない。【3〜6体】

とある弓士のお話