貴方が殺して

※ブラー成り替わり夢。






廃棄場からわざわざ回収したそれは、幸か不幸かスパークまで損傷は及んでおらず。

オートボットの中でも飛び抜けて優秀だった奴だ、洗脳してディセプティコンに引き込めばメガトロン様の役に立つこともあるかも知れない。

そう、軽い気持ちで生き返らせた。

スパークは無事だったとはいえ、記憶は曖昧で自分が何者だったのかも定かではない状態だったが、かえって都合がよかった。

メガトロン様と合流するまでは自分の部下として活躍してもらおうと手元に置いていた。

思った通り優秀な働きぶりで、これはいい手土産になると思っていたのに。

「ショックウェーブ、私、貴方のことが好きかもしれません。」

どこかでオートボットの頃の記憶を取り戻したのだろうか?
それはお前に対して『ロングアーム』として接していたときのまやかしだ。
だから、もう一度スクラップにして再生し直した。


2度目もやはり記憶は残っていなかった。
今度はブレインサーキットの脳波もきちんと調べた上での結果だ。
ついでにボディカラーもディセプティコンらしい黒に変えてやる。

だが。
それでも。

「ショックウェーブ、愛しています」

絶望した。

何故お前はあの日々を繰り返してしまうのか!
お前の言う好きだの愛だのは欺瞞の中の幻だ、だからそんなものは存在しない!
ありえないんだ!!

『私のこと、忘れられないのは貴方の方のくせに』

一瞬、作り変えたはずのボディカラーが青に染まってみえた。
心配そうに覗き込むナマエの顔があの日を余計に思い起こす。

『ロングアーム長官、これはどうして…』

モニター越しに見えた絶望仕切った顔は、俺への憎しみも湛えていたはずなのに。
どうしてまたお前は俺を、



ぐしゃり、

3度目は成功するだろう。
今度こそは俺を殺しにくるといい。




これが貴方の
贖罪だというのなら

私は殺され続けることで貴方を許しましょう。


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ショックウェーブさんヒロインちゃん殺しすぎぃ!