さっきのデュオの悲しそうな横顔が頭から離れなかった。わたしきっと何かデュオの気に障るようなこと言っちゃったんだろうな。でも何が悪かったのかわたしには全く分からなかった。…わたしのばか。
「なーに百面相してんだよ」
「わ、デュオ!」
デュオのことを考えていたらいきなり隣にデュオが現れたから驚いた。…ていうか怒ってないのかな
「大変なのは分かるけどあんま無理するんじゃねぇぞ」
ポンポンと頭を撫でられ顔に熱が集まる。えっ、えっ、わたしどうしちゃったの……
「えっ、美月顔赤っ…」
「気のせいだー!!」
なんでなんでなんで。いまみたいに頭を撫でられるとか、軽いスキンシップなら前だってあったのに。なんでこんなに胸がしめつけられてるの…。恥ずかしさに耐えられなくなってわたしは後から提出しようと思っていた書類を持ち立ちあがった。
「どこ行くんだよ!」
「書類の提出!」
「ていうかお前書類見直してねーだろ」
「大丈夫だもん!!」
…ていうか言うことはそこかい!
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デュオの言う通り書類を見直さなかったため、間違いがとても多くやり直さなければいけなくなった。
「うう……」
でもあの時はああしないと恥ずかしさでどうしていいか分かんなかったんだもん仕方ないもん
「やーっぱりこんなこったろうと思ったよ」
「デュオ!」
「だから確認しろって言ったのに」
「…ごもっともです」
だってだってあの時は大丈夫だと思ったから。…ていうかわたしデュオと話してたらまた顔赤い。
「…ん?美月また顔赤くなってるぜ。熱?」
そう言ってデュオは手をわたしのおでこにあてる。…うぎゃー!!おっきい手。骨ばってて男らしいデュオの手がわたしに…。こりゃ本当に熱出てきたかも。
「………」
「おっ、おい!美月!!」
わたしは恥ずかしさのあまり意識がもうろうとしそのままデュオの胸へなだれこんでしまった。…ドキドキの正体が分かった気がする。わたしデュオのことお兄ちゃんとしてなんかじゃない、一人の男の人として好きなんだ(今更気づくなんて)
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乙女座のユニコーン