「あの〜アレンくん…?」

「どうしたんだい、ミヅキ」

「なぜ私はあなたと一緒にベッドにいるのでしょうか」


ロトの印をとりにくるために城に戻ってきたわたしたちに、王様が今日一日ここローレシア城に泊まっていくようにすすめてくださった。本来はすぐにでもここを旅立たなければならないのだけど、ここ最近は戦闘ばかりで休みをまともにとっていなく、心体ともにボロボロだったということもあり今夜はローレシア城で過ごすことになった。そして食事を済ませた後、わたしは割り当てられた部屋で寝ていたはずだった。もちろん一人で。ちなみにアレンくんの部屋は別室です。

「嫌だな。今さら恥ずかることなんてないだろう」

「(うわああっ…)」

逃げようと心みるもののそれはわたしの無駄な抵抗とした終わる。なぜならアレンくんが後ろからわたしの体を抱きしめているからだ。アレンくんのたくましい胸板が背中にあたり、真っ黒でサラサラとした髪が首にあたりくすぐったい。お腹のあたりにもアレンくんの手が回ってて……すごくドキドキする。ていうかアレンくん何だかいい匂いがするな。石鹸の香り…お風呂上がりなのかな?ってこんなこと考えて私は変態か。おかげさまでわたくしの心臓ちゃんはとんでもないことになっています。

「ミヅキは…柔らかいな………いい匂いするし……」

ひいぃ!やめてくれ。アレンくんはそういいわたしの首もとに顔をうずめる。アレンくんの唇が首にあたり、吐息も触れる。正直気がおかしくなってしまいそうだ。

「は、離してください…」

「ダメだ。離さない」

一生な、そういうと同時に首筋に鋭い痛みが走る。え、何?!

「俺のって印だから」

耳元でそう囁かれ背筋がぞくりとした。

title 氷上

乙女座のユニコーン