今コナンくんとわたしは一緒に帰っている
しかし!現在ルンルンであるわたしの気持ちを見事に無視して雪は降り止むことを知らず、どんどんひどくなっていく
吹雪く雪に目の前も見えないほどだ
警報が出なかったのが不思議なくらい
…神様、そんなにわたしの恋路の邪魔をしたいのでしょうか
なんでコナンくんと帰っているときにあえて…!
わたしはもうちょいこう、はらはら舞う雪の中で二人笑いながら寒いねなんて言いって手を繋ぎ帰るほんわかラブロマンスを期待していたのに…!
現実は甘くないってことですね、分かります
って痛っ!目に雪が入ったよ!

「いてててて!冷たーっ!」

「ミヅキ大丈夫?!!」

「だ、大丈夫じゃ…ない…」

もう神様ほんとに恨む
視界はあまりにヒドすぎて目を細めなきゃ前見えないし…何よりコナンくんの前でこんな変な顔をさらしてるっていうのがもう消したい事実

「ミヅキこれつけてなよ」

雪が目に入らないように目を細めながらコナンくんの方を見ると彼の手にはゴーグルが握られていた
いつもコナンくんが額に付けているあのゴーグルだ

「え、いいよ
コナンくんも前見えないだろうからコナンくん使…ぶっ!」

最悪だ
話していたら目と口に雪が入った
たぶんものすごいことになっていただろうわたしの顔をコナンくんが見ていなかったように祈るしかない

「ぷっ…ほらいいからつけなよ」

「わっ」

するといきなりコナンくんにゴーグルをつけられた
ていうかさっきコナンくん笑ったよね
あの顔を見られたことに少しショックを覚えたけど今はそれどころじゃなかった
コナンくんがいつも身につけているものを今自分がつけている、そう思うだけで胸がキュンとなった

「ごめんね
コナンくん目痛いでしょ?」

「ミヅキが痛い方が嫌だよ」

ゴーグル越しにコナンくんを見ると少し照れているように見えた
だからわたしもさっきよりもっと恥ずかしくなってしまった
ゴーグルをしていたおかげで悟られなかっただろう顔の赤さ
ちょっぴり安堵した

「ミヅキ」

「ん?」

「ゴーグルよく似合ってるね」

「…それ褒めてるの?」

・・・
110130 thx:はらぺこ

乙女座のユニコーン